スペイン〜ネルハ&フリヒリアナ〜
3月20日(月)スペイン(グラナダ→ネルハ→フリヒリアナ→ネルハ)
さらにスペインを南下しよう。
今回の旅行で初のバス移動にて、グラナダからネルハに向かう。
約2時間程、電車とはまた一味違って、色々な街の経由を楽しむ。
海岸に沿ったリゾートな風景が見えて来たらもうネルハだ。
ネルハではHostal Dianes**にチェックイン。
夏にはヨーロッパ各国からマリンリゾートを楽しみに多くの人が訪れるという街。
今はシーズンオフだが、それでも観光客で賑わっている。
まったりとした心地よい雰囲気が漂っている。
が、今回の目的はネルハからバスで30分程離れたフリヒリアナ。
一息ついたので、イスラム王国の忘れ形見、白い街にいざ出発。
海岸線から北へ。小高い丘にへばりついた街並に到着。
バス停のそばには、'06'07地球の歩き方〜スペイン編の表紙を飾る、
陶器屋さんが迎えてくれる。とても素敵なファサード。
まさに、白い街だ。写真ではこの街の魅力は伝えきれない。
シーズン中には人込みで溢れるというこの街。
シーズンオフということなのだろう。人はまばらでのんびりした感じ。
イスラム教王国からキリスト教王国への移行を経験した歴史背景。
もちろんそこには血なまぐさい歴史もあったのだろう。
それでも、この白い街並は本当に美しい。
ただ白いだけではない。玄関先や小さなバルコニーを住い手がアレンジしている。
タイルや花や緑。そして、道から見える中庭もとても豊かで美しい。
実は元々の住い手だけでなく、惚れ込んで移住してくる人が沢山いるらしい。
其処此処にあるFor Saleが少しばかりセツナイ感じもする。
もちろん街の中には教会もある。
いつの時代のものか分からなかったけど、こじんまりとして街のスケールと合っている。
こんなに美しいと街全体を見下ろしたくなるもの。
そんなときは街の高い場所にあるカフェ“El Mirador”へ。
日本語の上手なおっちゃんが出迎えてくれる。めちゃ人なつっこい感じ。
こんな素敵な風景が楽しめる。
グラナダ・アルバイシン地区も似た風景だったが、白さの違いとともに、街の雰囲気が違う。最も違うのが住う人々。もちろん初顔合わせの住まい人達が、すれ違う度に声をかけてくる。のんびりと街を歩き、楽しむことが出来る。
2時間滞在の予定が、いたく此処が気に入った妻とともに結局5時間滞在。
それでも、後ろ髪を引かれまくりながらやむなくネルハに戻る。
本当に良い経験だった。改めて旅に感謝しつつ夢の中へ。
(つづく)
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