スペイン〜バルセロナ3〜
3月15日(水)スペイン(バルセロナ)
まだまだバルセロナを楽しもう。
本日は、バルセロナという街の最大の魅力である、
古さと新しさの共存を楽しむことに。
最初は、ゴシック地区という旧市街地を散策しながら、
バルセロナゴシックの代表、カテドラルへ。またここでも修復という壁にぶちあたり、外観は楽しめず。中は例によって垂直性、天にも登る気分とはこんな感じなのだろうか。敬虔な方達はロウソクに灯をともす。薄暗い教会堂の中、其処彼処に揺らめく赤い光はなんともいえない美しさ。
つぎにカタルーニャ音楽堂に行くも、予約いっぱいということで見学できず。
気を取り直し、かつてピカソも訪れたという4 Gatsにてランチ。いや〜旨い。
で、旧市街地に突如現れるバルセロナ現代美術館へ。
言わずと知れたリチャード・マイヤー設計の建物。
白い壁がまぶしい美術館。名前の通り現代美術を主に展示。
ガラスのファサード部分は、スロープによる3層吹抜けの移動とスケールの大きな美術品のための大空間。
白く、とても明るい場所。写真からも見て取れると思うが、とても面性を強められた空間構成、意匠、ディテール。部分的にではなく、総括的に建物の印象を調整している。とても上質なキャンパスのよう。
そんな緊張感さえある美術館に落書きのような作品。緊張感や上品さを見事に打ち消す見事さに、見入ってしまいましたわ。
旧市街地から最初に拡張された街の郊外にある公園、グエル公園へ。
そう、またガウディなのだ。
入口を抜けるとそこには、かの有名なモザイクトカゲ。
様々なお国の観光客がここで写真撮影をしまくっているのだ。
もとは新興住宅地として整備されたのだが資金難で公園がメインに。
柱の立ち並ぶこの大空間は市場のためだったのだとか。
小高い丘の造成、土工を減らすために、既存傾斜に沿って現場で出た石を再利用した歩道を計画したことが、洞窟のような建物のきっかけになったのだとか。だから、この柱廊の上は歩道空間。そして、グエル公園を紹介する写真に必ず使われる広場のベンチも撮影。初めて訪れた妻は、広場外周のベンチ以外はだだっ広い土の広場ということに驚く。
明日はグラナダに旅立つ予定ということで、サンツ駅に。
イタリアと違い遠距離用の自販機がないため、整理券を取って窓口へ。
待つこと、なんと2時間半・・・200人待ちなのだ。
しかも、明日の便は売り切れということで、明後日の便を予約。
ということで、バルセロナまったり観光が明日から始まることに。
(つづく)
0 コメント:
コメントを投稿