イタリア~ローマ2~
(つづき)
コロッセオに続き、隣接する「フォロ・ロマーノ(ローマ人の広場)」へ。
古代ローマ時代の宗教・司法・行政といった公共性能を持った場所。
現在は記念碑的建築を眺めながら散策できる程度。
が、過ぎ去った時間は十分に感じられる。レンガと石と緑がステキ。
さらにテクテクと北上しつつ、
幾何学模様がステキなカンピドリオ広場(ミケランジェロ設計)へ。
が、丘の上のこの広場、風がビューと吹き抜けてめちゃ寒い・・・。
スゴスゴと広場を後にし、
ローマ建築の中でも最も完全に近いかたちで現存する、パンテオンへ。
いざ到着と思いきや、2人の腹がグ~。
行きの飛行機の中、雑誌で妻が見つけた旨そうなレストランへ。
訳の分からないメニューを見ながら適当に注文。
試行錯誤ながらも、舌鼓。で、今度こそパンテオンへ。
ギリシャ建築を思わせるファサードを抜けて、いざ内部へ。
とても明るい。そして、意外と派手。建築関連の本でよく見る写真は、天窓のアピールのためか、内部が暗い印象。シャッタースピードをかなり調整しているのだなと痛感。体感してみないと解らないものだ。
石造建築の内部空間とは思えない程の明るさのため、内部空間と外部空間の中庸的な感覚に襲われる。空が感じられるからかもしれない。
残念ながら青空は臨めなかったが、もし見えたなら、James Turrellの"Blue Planet Sky"みたいかもなとちょっと見当違いなことも考えつつ、パンテオンを後に。
トレビの泉&スペイン広場といった観光ポイントも押さえつつ、
観光客狙いの押し売りに捕まりブルーな気持ちになりつつ、
気を取り直して、ポポロ広場へと向かう。
ポポロ広場に建つ、この双子教会。ベルニーニによるバロック建築。道の傾きが多少違うため、遠近法的な錯視などを駆使して、パッと見は同じ建物に見える。
が、ここを訪れたのは目的はその対面に位置している、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。
もともとはローマ時代に建てられたものなのだが、写真を見て解るように、改装済み。改装は主にベルニーニによって設計されたものなのだそう。が、後陣はブラマンテによる設計。貝型のシンプルさが際立ち、何だか物静かな雰囲気。装飾や絵画によって彩られた教会堂の中で、対照的な空間性を楽しむ。
さてさて、この日はこれで観光終了。風邪気味のため大事を取る。
帰りがけに購入した切り売りピザとコーラを引っさげホテルへ。
ローマの至る所にこの切り売りピザ屋があるのだ。
しかも安い。で、わりと旨いからビックリ。
この日、実は全て徒歩移動。歩いた距離、約10km・・・。
翌日は地下鉄を活用しようと考えながら、就寝。
(翌日へつづく)
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