2006-04-02

イタリア~ローマ3~

3月7日(火)イタリア(ローマ)

さて朝食。朝からガッツリ胃袋を満たしつつ、
昼食分にとサンドイッチまで作成+失敬する始末。
今日は徒歩に頼らず地下鉄を活用し、ヴァチカン市国だ。

サン・ピエトロ広場とサンピエトロ大聖堂。



サン・ピエトロ広場を囲む大柱廊を抜けるとそこはバチカン市国。
右は短パンやノースリーブ、サンダルお断りの大聖堂。
左に見えるは、エジプトからわざわざ運んだオベリスク。
写真に収めてしまうとスケール感が失われるが、とにかくデカイ。

Piazza di San Pietoro ドリス式柱廊と聖人像。 Basilica di San Pietoro クーポラ。

広場を囲む柱廊は遠目に見ると、細く長い柱の連続という美しさや、中性的な壁面を演出するのだが、近付けば近付く程、量隗へと変わる。全体のバランスで考えるならば、このスケールが必要なのだろうなと納得。ちなみにベルリーニが設計し、140体の聖人像が軒先に並んでいる。
大聖堂に乗っかるクーポラはミケランジェロの設計。見た目の綺麗さはともかくとして、先っぽにさらに乗っかるミニドームは実は展望台になっている。元々の用途は知らないが、絶景を期待させる。

とにかく派手なのよ。 Pieta。

で、早速内部に入ってみると・・そこに在るのはまさに天上世界かと思わせるような装飾華美な聖堂内部。建築なのか彫刻なのか絵画なのか。宗教的なバックボーンのない私にとっては畏敬の念より、ただただ感心。
ただ、ミケランジェロ制作のピエタ像には心を奪われる。美しいのだ。

真っ暗。傾いているのはカメラではなく壁。 あぁ絶景なのよ。

で、300段を超える階段を上る。途中、傾いた壁の階段もあったので、クーポラは聖堂内から見上げる壁と外から見る壁の2重構造になっているのだなと発見。
登りきった先、そう、ローマの街を一望。絶景。あぁ絶景。サン・ピエトロ広場もステキ。360度を眺めることが出来るから、なおステキ。
日本人観光客の写真を撮ってあげたり、撮ってもらったりしつつ、大満足。広場で朝失敬した昼食をとり、ヴァチカン美術館へと向かう。

Musei Vaticani とにかく華美。 ぐるぐるぐるぐる・・・。

やっぱり美術館もすんごい装飾。そして数々の有名な宗教画。さすがカトリックの総本山。神への畏敬の先にあるのはきっとこんなステキな世界なのだろうね。出口付近の螺旋スロープ&階段は何だか面白かったのでパシャリ。

San Pietoro in Montorio。

この日の締めはサン・ピエトロ・イン・モントリオのテンピエット。妻おススメの建物でブラマンテの設計。聖堂が施錠されていたため、入口付近から眺めることしか出来なかったが、こじんまりしつつも全体のバランスがとれ、静的な印象。柱の長さは4m程度かな。柱廊によって、内外の中庸的な演出による空間性の操作と外観的なバランスが獲得されていると感じる。

昼はこんなだし。 夜はこんなだし。

それにしてもローマはすごい。
昼でも夜でも、どこに行っても、
何かが在り何かが為されている。
ついついこの日も10kmは歩いたと思われる。

帰り道に翌日に控えたフィレンツェ移動のためテルミニ駅へ。
自動券売機が沢山合って、簡単に切符を購入。ラクチン。
ついでに、駅にあったスーパーで酒と食材を。生ハム旨すぎ。

最後の夜を満喫すべく、夢の中へ旅立って一日終了。

(つづく)

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