イタリア~ヴェネツィア1~
3月10日(金)イタリア(フィレンツェ→ヴェネツィア)
今日は“花の都”から“水の都”へ移動だ。素敵な響き。
3時間弱、電車に揺られながら、車窓にへばりつきながら、満喫。
すると緑の風景が途切れ、海の上を列車が走る。
そう、ヴェネツィアにいよいよ到着。
ここでのホテルは予約してなかったので、
駅のホテルインフォメーションにて、駅近くのHotel Dolomiti**を予約。
ホテルのチェックインを済ませ早速ヴェネツィアの街を散策だ。
到着したのが夕方だったこともあって、何の目的もなくブラブラすることに。次第に赤くなる大気とともに、空の青やレンガの赤、水に映りこむ様々な色と相まって、素敵な散歩となる。が、小路ばかりの街で、危うく迷子になりかける。
これまでのイタリアの街と比べて、車が主要な交通手段ではないため、とても歩きやすい街。好印象のまま、露天で購入したパニーニやらピザをビールと共に堪能し、夢の中へ。
3月11日(土)イタリア(ヴェネツィア)
朝食後、いよいよヴェネツィア観光に繰り出す。
ヴェネツィアといえば水上交通。
ゴンドラだ!と思いきや、意外に高額なため、
「ヴァポレット」と呼ばれる水上バスへ。
この水上バス、ヴェネツィア全地域を網羅しているためとても便利。
運河から見るまちなみは、昨日と打って変わり、水だ。運河が道のようだ。大路から小路の機能を備えている。しかも、建物の玄関が、運河に面している。温暖化で海位があがったら、間違いなく浸水する。眼前に広がる未知の風景に心奪われつつ、環境問題を痛感する。
サン・マルコ駅にてバスを降り、テクテク歩くとサン・マルコ教会に到着。ビザンチン様式のこの教会、これまで見た教会とは一味違う絢爛豪華さ。モザイクによって装飾されたアーチの連続だけでなく、床大理石の模様や、内部にいくつも配されたドームなど、大変なことになっている。
改修によって、ゴシックやルネッサンスが幾分盛り込まれているけど、本格的なビザンチン様式を体感するのはこれが初めてなので、血脇肉踊る感じ。ドームの宗教画がモザイクなのよ。ありえない細かさです。
で、幾分の興奮を身体に残しつつ、向かいにあるサン・マルコ広場へ。整然と並ぶ柱廊は、その奥にある様々な店舗を透かしつつ、隠しつつ、教会と一体になって囲んでいる。歴史的なことはほとんど知らなくても、様々な祝いや事件の主役となったのだろうなと想像し、この場所性に浸る。
広場に隣接している鐘楼へ。ヴェネツィアを一望する。当たり前だけど、どこを見ても水が見える。道と運河の区別がつかないほど絡まっている。あぁヴェネツィアなんだなと改めて感嘆。
で、日本人観光客の写真を撮ってあげたりしながら、カルロ・スカルパが設計したという橋へ向かって歩き始める。
(つづく)
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