スペイン〜バルセロナ2〜
(3/14のつづき)
さてさて、サグラダファミリアに到着だ。
街をぶらぶらと歩きながらたどり着いたので、
街角からちらりと見えるサグラダファミリアは、
近付くにつれ、彫刻的な相貌を鮮明に現す。
よく見る外観は東向き。
なので、昼過ぎに訪れると上写真のように逆行になる。
かつて訪れたときと同じ失敗をし、失笑してしまう。
新しいほうはなんだかあっさり。
不足しているのは、技術なのか資金なのか想像力なのかと考えさせられる。
塔の先。見上げたときにはほとんど確認できないほどなのに、こんなところまで細かな装飾。ただただ感嘆。
完成予想図を見る限り、完成するのはまだ大分先なのだろうが、私が生きているうちに何とか、という淡い期待が湧いてくる。きっとステキなんだろうね。
それにしても、まだまだ工事中だ。以前訪れたのはかれこれ6年ほど前。当時と比べればもちろん進んでいるが、このデッカイ建物にしては作業員が少ない。仕様がないのだろうけどね。
そして、右写真が、新旧の装飾の違い。左は旧来のもの。右は先の大戦後、修復したもの。わがままを言えば、ガウディの頭に出来上がっていただろうサグラダファミリアを見たかったものです。
本日のガウディ観光の締めは、カサ・バトリョ。
海をモチーフにしたという外観は、印象派の絵画のような色彩。
リヴィングルームには窓に面して柱列がある。実用的には無い方が広く利用できるのだが、内部と外部に中庸的なスペースを設けることによって、感覚的な広さを獲得しているのでは?と主観的に感じる。
不思議だ。なぜこんな形にたどり着くのか。合理的、有機的で意味不明。
だからこそなのか、バルセロナに点在するガウディ建築が、街の景観を満たしている感じさえする。“バルセロナだからこそ、バルセロナにこそガウディ”という感じさえしてしまうから偉大な建築群だ。
一日中ガウディを見て回ったため、お腹一杯。
ホテルに戻っても、フラッシュバックのように、
二人の脳裏をガウディがかすめる。
いや、良いもん見させてもらいましたわ。
P.S.後日、ホワイトデーを指摘される。完全に失念。失敗だ。
(つづく)
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