2006-04-11

スペイン〜グラナダ〜

3月17・18日(金・土)スペイン(バルセロナ→グラナダ)

バルセロナを十分に楽しんだ夜。21:00だ。
とうとう、グラナダに向けて出発だ。

事前に購入した切符を片手にサンツ駅のホームをウロウロ。
いざ電車が来てみると、座席がどこなのかさっぱり分からず、ウロウロ。

で、車掌さんに案内してもらうと、なんと立派な座席、いや部屋だ。

RENFE Trenhotel 座席状態。

 RENFE Trenhotel ベットだ!!

切符購入時に駅のおっさんは、座席で寝る便しか空席がないよと。
なので、どうなることかとビクビクしていたが、自分の英語力の無さにビックリ。
シャワー付、ベット付。
しかも、食堂車にて車窓を眺めながらのディナー&朝食付。いやいや極楽。
Trenhotelという列車名の意味がやっと分かりました。
もちろん、普通に椅子で寝る便よりも値が張ることは言うまでもない。

牧草地がつづく。 荒野がつづく。

朝方に目を覚まし、外を眺めると農地・荒野・牧草地・・・。
広い。生憎の天気だが、肉眼で見たことの無い世界。
感動だ。

空室があって良かった。

いよいよグラナダに到着。
午前中ということもあって、3件目のNavas Hotel***にてなんとか空室をゲット。
少しばかり胡散臭くも親切な日本語情報センターにて情報収集後、
グラナダの街歩きに出発。

初体験なまちまみ。 白い壁、赤い屋根、緑。

12〜15世紀に隆盛を極めたイスラム国家の都市だったそう。
アルバイシン地区は迷路のような小路と白い壁、赤瓦屋根のステキな街並み。
門を飾るタイルや庭の緑は色彩豊かな街の奥行きを演出している。
が、治安はめっぽう悪いというとことで、気持ち全開で楽しめないのが残念。
土産物屋が連なる街角では、お香の煙が漂うアジアな、不思議な感覚も楽しめる。

スカッとしない天気の中、
小高い丘にある広場よりアルハンブラ宮殿を眺め、
期待感で胸を膨らましつつ就寝。
明日はいよいよアルハンブラ宮殿だ。


3月19日(日)スペイン(グラナダ)

今日も生憎の曇り空。
が、朝食をガッツリ頂き、いざ出発。
アルハンブラ宮殿だ。

PPalacio de la Alhambra ステキな中庭。

アルハンブラ宮殿は、アルハンブラ物語(ワシントン・ア-ヴィング)で紹介され、世界的な観光地のひとつとなった宮殿で、グラナダの街を見下ろす丘の上に立てられた建物。

ちょうど開花を楽しめた花木。 水と緑と中庭。感嘆。

いざ訪れてみると、イスラム・グラナダ王国の粋を集めた宮殿で、その装飾のみならず、緑や水までも溢れる、豊かで華麗な美しい宮殿だ。

Patio de los Leones。モスクな雰囲気。 細い柱とライオンの噴水。

上写真の「ライオンの中庭」(Patio de los Leones)は、かつて不忠の罪で35人の騎士が惨殺され、赤く染められたのだとか。十分な魅力の中にはそんな歴史性を秘めているのだなと感慨に浸る。

ついついキョロキョロしてしまう内部。 ほんとに手仕事??

モザイクタイルもとても美しいのだけど、漆喰や大理石を彫った装飾はまさに圧巻。
キリスト王国による侵略にて無欠開城。その後、時の流れと共に、廃墟のようになってしまったため、現在も復興中で、剥ぎ取られた装飾の後も随所に見られるが、それでも美しい。

浮かび上がる宮殿。
宮殿を後にし、昨日訪れたアルバイシン地区から、夜景も楽しむ。
レンガ造の地味な外観に当てられた光によって、内部の美しさがにじみ出てきたような錯覚を楽しめる美しい眺め。

雨が降ったりやんだりと残念な天気だったけれど、
イスラム文化とキリスト文化の交錯を其処此処で楽しめる、
なかなか味わうことの出来ない世界観に大満足。

まったりとグラナダを楽しみ、明日はネルハに移動だ。

(つづく)

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