2005-12-29

酒が呑める。

昨日は仕事納め。で、大掃除。
たまった埃と紙などを掃除、整理。
なんだかすっきりした職場環境へと変貌。

で、お疲れ様ということで、ビール。
ちょっと一杯のつもりで呑んで、
気がつけば冷やしたビールが無くなり、
泡盛にまで手を出す始末。

家に帰ってそのまま睡眠。

そして、今日は友人の送別会。
韓国出身の友人が、韓国へと帰っていく。
これから会う機会が激減する。
だから今日も酒を呑む。
たぶん、だいぶ呑む。

年末って感じ。

2005-12-27

服を着る私~トニー滝谷を観た~。

頭の整理のために。


 私は服を着ている。日常生活のほとんどを着衣して過ごしている。着衣する私は、他者に対して何かを表現する。着衣される衣服は、私を表現する。

 私の身体は表現する。表情や仕草によって他者に対して、喜びや悲しみ、私自身を表現する。私のそうした表現を、他者は己の身体によって感じ取る。私と他者は決して相容れないが、他者の中で私は存在をえる。

 たとえば、幸福(礼服)を、悲壮(喪服)を、着衣によって表現する。着衣と共に、私はそうした感情を生きる。他者は、着衣した私の姿をまなざし、感じ取る。着衣することで、私の表現は拡張する。私の身体を拡張する。

 私や、知っている誰かによって着衣されたものと似ている衣服を見るとき、衣服は私や誰かを表現する。私や誰かに着衣されなくても、私や誰かを知っている 人に対して表現する。私や他者を想起させる衣服を、その衣服と似たものを、着衣する、まなざすことで、私と他者の身体性は共有される。

 衣服は私のとても身近なモノ。私の身体を拡張する、拡張させる最も身近なもの。

・・・と、トニー滝谷(DVD)を観て、観終わって感じた。

・・・服に依存する、妻を見て。
・・・服から妻を見る、夫を見て。
・・・服から何かを感じる、女性を見て。

 いい映画でした。で、再考。

2005-12-26

残りあとわずか。

あぁ、今年最後の週だよ。
2005年の終わりに近づいているよ。

万博を楽しみ、
三十路に突入して、
1級建築士を取り損ねて、
・・・
平成○○年を間違え続けた、
そんな1年だった。

今年も残りあとわずか。
まだ、あと少しある。
まだまだ、楽しまないといけない。
今週を楽しもう。

で、今年は平成16年だっけ?17年だっけ!?
ナンテネ。

2005-12-25

クリスマス終了。

まだ、クリスマス。
旨い料理を食べ、欲しいものを頂くチャンス。
いかが過ごしました?

私はイブに旨い料理を頂戴。
沖縄:北中城にあるレストラン“グールトン”。

クリスマスディナー。

フォアグラやら、キャビアやらが名を連ねるディナー。
が、一番ウマカッタのはやっぱ肉。
廻りにちりばめられた極薄のトリュフもウマカッタ。

で、翌日。
もちろんゲット、プレゼント。

クリスマスプレゼント。

スタートレックのDVD。
TOSの映画シリーズは揃ったので、
TNGの映画シリーズを4本ゲット。満足。

クリスマスに乗じて、幸せをゲット。
信仰心は持ち合わせてないけれど、幸せをゲット。

クリスマスなんてそんなものさ。

2005-12-24

クリスマス・イブだ。

今日は、12月24日。
右を向いても、左を向いても。
テレビを見ても、ラジオを聴いても。
クリスマス・イブだ。
今年も相変わらずやって来た。

なのに、夫婦仲良く仕事中。
やってられない。

まぁ、それでも夜はクリスマスディナー
ガッツリ食べよう。
まぁ、明日はクリスマス本番。
クリスマスプレゼントもゲットしよう。

そんな私は仏教徒。

いやいや、この際、宗教は忘れよう。
深く考えないで、この楽しい気分を満喫しよう。
今日は楽しいクリスマス・イブ

2005-12-23

光の中。

頭の整理のために。


 私は、日常生活において目で光を捉える。対象を視るということは光を視るということ。明るい方が多くの対象を捉えることができる。

 何かを見るとき、私は"目(視覚)"だけで見ているわけではない。林檎の色艶から、味や熟成、匂いや質量さえも見る。病気や事故で触覚が麻痺すると目で視ることはできても、その存在に靄がかかるという。
 対象の存在は、私の五感が同時に捉える。五感は対象に捉えられる。見るということは、映像を受容するだけではなく、身体に変化をもたらす。私の身体の運動性を内包している。

 光の中で私は多くの対象を見る。多くの対象に見させられる。捉えることのできる対象が減る、対象の輪郭が不明瞭になるならば、私の運動性は軽減される。 一切、光のない暗闇では、何も視えない。不安が襲う。視覚が麻痺することで、対象の存在に靄がかかる。私の身体に、存在に靄がかかる。

 昼、明るい日差しの下で、私は活発化する。夕暮れ、夜の白熱灯・間接照明によって私は安らぐ。光の変化と共に、私は私の存在を更新する。更新させられる。私は光の中で生きている。

・・・イマイチだな。再考。

2005-12-22

ありえない。

沖縄の寒空。
今朝の気温、車載の気温計では8度。
この時期には珍しい寒さ。

沖縄に在住6年目。
冬によく言われるのが、「本土の人でも寒いのね」。
暖かい沖縄だから自然と本土にいたときより薄着になる。
加えて、暖房をあまり利用せず断熱も重視されない、この地。
なんだか寒い。本土に比べれば暖かいのだけれど寒い。
本土出身だから寒くないなんてありえない。

だから今日はちょっと厚着。
今日は忘年会。
車で寝るかもしれないから厚着。

寒さと呑みすぎに注意。

2005-12-21

感覚して、知覚する。

頭の整理のために。


 私は感覚器官により、世界を感覚する。視る+聴く+嗅ぐ+味わう+触れる。感覚することは世界とつながること。私は感覚し続ける。日常生活において感覚することは止められない。

 私は知覚することで、世界を生きる。感覚された世界の中から或る対象へと絞り込み、或る対象について思惟・行動する。或る対象について思惟・行動させられる。他の対象は、感覚された世界「地」の中で「図」として浮かび上がるまで、背景へと遠のく。

 こうした所作は意識的に行われてはいない。こうした全てを支える身体は、こうした全てをとても滑らかに行う。世界とつながる感覚と、世界を生きる知覚は、私の身体と不可分。同時に対象となる世界とも不可分。つまり私の存在は、身体+世界と不可分。世界内存在。

さてさて、再考。

こんなものさ。

今日発表された一級建築士2次試験合格発表。
見事に・・・

不合格。

・・・こんなものさ。

い~さ、次回で終わりにするさ。
1年喜びを先延ばししただけさ。
そ~さ、そんなものさ。

そうはいっても・・・・不甲斐ないことだ。。

2005-12-20

ドッペルゲンガーかと。

このブログにあるように“Smilingtomy”という偽称。
どこかの誰かも使っているのかな、とふと思い付き、
Yahoo!JAPANにて検索。私関連のものばかりか。。。

・・・ん?

私の特技には名を連ねない「Tennis」の文字が。
なんだろなとクリックしてみると、
なんだか見たことのあるWeb Design・・・

知らない私が!?

って、MyHPのHTML構文そのままではないですか。
こんなこともあるのですね。

ちなみに、URLは下。コピぺでどうぞ。
http://www.geocities.jp/ryuryu0617/

せめて、“Smilingtomy”は消しておいてほしいものです。
私は何の関係もないのですから。

2005-12-19

とうとう。

とうとう年末だ。
この寒い中、わざわざ新しい年がやってくる。

それに備えて?
とうとうブログに挑戦だ。
世の中の流れに乗ってみることにした。
HTMLで日記を綴るのにも飽きてきたことだし。

旧日記よりもさらに、
頻度を上げ、
内容を下げ、
ボチボチ更新していこうと思う。

お暇な人は、ボチボチ眺めてみてはいかがでしょ。

2005-11-16

洋々閣"

洋々閣

佐賀県唐津市
洋々閣
???:設計


 佐賀県唐津市内にある旅館。とても有名なようでジャック・マイヨールも訪れていたとか。周辺は閑静な住宅街と商店街。散策してみるといろいろあるようだが、今回は歩いていないので興味があれば調べてみてください。
 道に面した写真を収めていないのだが、商家を思わせる純和風の建築物。改修工事を済ませている為、宿泊上の不便な点は感じない。
 上写真を見て分かるように、随分と趣のある建物。特に感じたのが、光と陰。谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を思い起こす。日中の陰、障子によって変質された陽光、夜の闇の中でモノを照らす照明とその陰。質量を持ち合わせないそうしたモノから、私は静寂を知覚する。木造の建物の為、離れた物音も伝わってくるのだが、静けさがまさに其処に在るかのようなのだ。こうした落ち着きによって時間の流れも緩やかになるようで、旅人に一時の癒しを与える宿としては最良な空間性を提供しているといえる。
 彩りや味、香りの豊かな食事。唐津+伊万里といった器の彩りや手触り、口触り。畳の香りや木の香り。心配りの利いた接客。様々な要素が空間を演出し、また、私はそうした事を知覚することで空間性を積極的に更新する。この建物に訪れた時と後にする時の、この建物に対する私の認識は驚くほど違っていた。まぁ要するに、もう一度、是非、訪れたいわけなのです。
 あぁ日本人に生まれてよかったなと感じちゃいますよ。

2005-11-15

ぐりんぐりん

ぐりんぐりん


福岡県福岡市
アイラント゛シティ中央公園 中核施設 ぐりんぐりん
伊東豊雄:設計

 福岡市東区の埋立地にあるこの施設。「アイランド花どんたく」の開催期間にはメーン開場として使用。様々な建築雑誌にて紹介されているので、細かな話はそちらを参照してください。
 遠景からは丘があるのかという程度にしか感じられないだろうこの施設。
 いざ間近で眺めてみると、建っているというより覆っていると表現するのが適切だと感じる。水平な大地の上にうねる板が覆っているのだ。屋内外で知覚される建築の要素は床と覆う天井というシンプルな構成となっていることで、うねり覆う板の連続性に伴い、動線や空間性も連続的なものとなる。とはいっても、穿たれた板や境界となるサッシによって、温室のような印象が強く、豪儀な温室だなと感じる人もいるだろう。
 ランドスケープとしての建築という動機や、平坦な周辺を眺めさせたいという動機は強く感じる建物で、ついつい建物の上に登って公園を眺めたい心持にさせてくれる。建築と周辺環境が身体行動によっても連続しているといえるだろう。ほぼ緑化された屋外は環境問題への提案も含まれているのだろうが、花どんたく終了後もしっかりとメンテナンスしてあげてほしいものだと大きなお世話もしたくなる。
 建物もだけど、この建物のネーミングに脱帽です。いい名前ですな。

2005-11-14

佐賀降臨。

洋々閣。
 13日から14日まで1泊したのが上の写真にある洋々閣。検索エンジンに何千とヒットするほど、この地方でも有名な宿らしく、奥様が探し出してきて宿泊となりました。
 6名ほどの仲居さんに出迎えられ、なんだかコッパズカシイ心持のまま案内された旅館の中は純和風の木造2階建て。光と陰に彩られた雰囲気と窓の外に広がる庭園は時間と音を吸収しているかのよう。日曜日で宿泊客にゆとりがあるとのことで、少し格上の部屋へと案内してくれたこともあって、眺めも最高。ちなみに上写真の下が部屋の窓から撮影したもの。見た目も味も素晴らしい食事に感動し、残さず食べる貧乏根性を発揮。翌日までも腹が大変なことになりつつ、旅館を後にしました。

虹の松原とキャナルシティ。
 旅館の余韻に浸りつつ訪れた、旅館の近所に在る虹の松原という松林。幅500mほどの松林が4.5kmも続いていて、17世紀に植林されたのが始まりなのだそう。たいした松林です。
 で、その後、長崎佐世保まで、わざわざハンバーガーを食べる為だけに足を伸ばす。いや~メチャウマ。満足の後、福岡に戻り、キャナルシティで買い物。旅の勢いでスタートレックのDVDと奥様大ファンのジャッキー・チェンのDVDを合わせて9本も大人買い。そして、とうとう旅の終わりを迎えてしまいました。。
 メチャメチャハードでクタクタになったけど、とても楽しい旅行でした。旅っていいですな。さて、次は何処に行こうかね。

2005-11-13

長崎降臨。

雲仙:平成新山と眺望。
 前日の胃もたれも何のその、一路長崎、雲仙岳へ。上写真は平成新山と眺望。
 実はこの雲仙は紅葉の名所ということで、足を伸ばしてみたのだけれど、既に葉が散っていた為、一部残る紅く色付いた樹々を頼りに想像を膨らませる。が、ふと視界が開けたところにある展望台に辿り着くと、眼下に広がる眺めにビックリ。当日、曇りの天気という事もあって、海や雲海、そして大地がまるで水墨画のよう。メチャ寒かったけど、とてもステキでした。
 そして平成新山。噴火後、雲仙だけの標高を127m押し上げたその噴火の傷跡は今なおふもとの街まで残っていた。大地の膨大なエネルギーを感じさせられる。

千々石町の清水棚田。
 雲仙だけのふもとに、たまたま見つけた棚田が上写真。
 棚田を見るのは初めてではないが、石垣で棚を作っているのははじめて見たので、思わず撮影。傾斜地の多いこの地域では、他にも幾つか棚田があるよう。刈り入れ後の田んぼでも十分興味深いこの風景。黄金の稲穂が覆う季節には素晴らしいものだろうなと妄想。
 長崎の自然と人の営みの一端に触れ、佐賀に予約した宿に向けて出発。宿がまた最高だったのですよ。

2005-11-12

福岡降臨。

アイランド花どんたく。
 2005年9月9日から2005年11月20日まで行われている第22回全国都市緑化ふくおかフェア:愛称“アイランド花どんたく”の様子が上写真。
 2泊3日の予定で福岡・佐賀・長崎をブラツク旅行の第一歩に選んだこの花どんたく。主な目的は、テーマ館「ぐりんぐりん」(設計:伊東豊雄建築設計事務所)を見学すること。埋立地にある敷地の中で、うねり上がり現前したような奇妙な建物だが、花などで彩られた外観は、会場一杯に植えられた花と同調し、景観というよりも風景といった感じ。
 このテーマ館で特別展示されていたのが青いバラ。世界で初めて開発されたとかで、1時間ほどの待ち時間の後、しっかり見学。真っ青ではないもののステキな色合でした。でもって、イベントで行われていたお笑いライブ、キングオブコメディと東京ダイナマイトで一笑いし、会場を後にしました。

もつ鍋とクリスマスの予感。
 花どんたくの後、ホテルでチェックインを済ませ、天神をぶらつくと、クリスマスを予感させるライトアップがチラホラ。あぁ年末が近づいているのねと想いつつ、予約した“もつ鍋 やま中本店”に移動し、晩御飯を頂く。メチャウマ。地酒を呑みつつ暴食。いや旨かった。プニプニのもつは最高ですな。が、昼間のとんこつラーメン。夜のもつ鍋。次の日まで胃はマッタリ。
 かなり満足の1日目。運動不足の足は悲鳴。さてさて、どうなる2日目。

2005-06-18

豊田市美術館

豊田市美術館

愛知県豊田市
豊田市美術館
谷口吉生:設計

 豊田市街地から少しだけ離れた小高い丘の緑の中にひっそりとたたずむ美術館。竣工は1995年。主に近代・現代美術を中心に企画展を行う。中から外まで建築系雑誌で撮影・紹介されているので詳細はそちらを参照してください。
 オープン当初、企画された展覧会に興味を持ち、建築は二の次で訪れた、建築に多少興味を持っていた当時の私を圧倒した美術館。その後、修士論文でも取り上げるほど気に入っている建物の1つ。特に興味を持ったのは谷口吉生が“器”と表現する、その建築性。
 樹々をぬけるアプローチから現前するそのファサードは周囲の緑に溶け込むくらい落ち着いた雰囲気。乾式で張られた床スレートの乾いた足音に少しの場所の変質を感じつつ入館。展示空間は企画展用の大空間のほかに常設用の小・中空間に分かれる。この中空間が特に面白い。階段や回廊とその開口から、立つ位置を変えて作品をまなざすことのできる展示空間。さらに、移動とともに次の、そして通り過ぎた展示室をまなざすことができる連続性。展示作品を楽しむのに十分な空間性。
 美術館建築として自己主張しすぎずに、展示作品を見るための様々な工夫を楽しめる美術館です。名古屋からの公共交通がそれほど便利でないのが難点といえば難点。

富弘美術館

富弘美術館

群馬県勢多郡東村
富弘美術館
ヨコミゾ マコト:設計

 風景の中に溶け込んでしまいそうなくらい、薄く、目立たない建物。もちろん内部は撮影不可。何かと話題の建物。中から外まで建築系雑誌で撮影・紹介されているので詳細はそちらを参照してください。
 愛知県から8hほどかけて到着したが、疲労を吹き飛ばすくらいにワクワクしながら入館。訪問を動機付けたのは、GA JAPAN 74 に掲載の内部空間の連続性について言及された文章。読んでない人は読んでみてください。私はこの連続性という言葉に弱い。
 では、連続性ということに絞って、私の感想。
 展示室は各室で多少の仕上の変更、テーマ室では全く仕上げを変更している為、仕上による連続性は必ずしも感じるわけではない。しかしながら歩いてみると次室への移動がとてもスムーズ。その要因は、円形壁面に設けられた諸室間の出入口=開口部分だけにしかない壁面のエンド、円形の重なりを利用したW-30mmと薄い開口部の見付け面、かもしれない。諸室の境界がとても薄く、円形壁面の連続性を損ない難くしているのではないだろうか。ま、開口部を通してみることのできる諸室の眺めが大きな要因の1つであることは言うまでもない。
 歩きまわって、純粋に感じたのは、滑らかな空間・水のような空間。水彩画とか、水泡のような窓だからではなく、歩きまわる私が、展示空間になじむような錯覚を起こしかけたから。
 星野富弘さんの美術館としてふさわしいものだな、と素直に感じましたよ。

2005-06-17

愛・地球博~その他

ハリボテ

愛・地球博~EXPO 2005 AICHI JAPAN
クロアチア館
ポーランド館
チェコ館
オーストラリア館

 表層的なデザインを楽しんでいる建物達。
 グローバル・コモンでは、既に用意されたパビリオンという器に化粧をすることで自国の個性を表現している。環境博ということもあってか、それほど目を惹くような建物は少なく、展示内容さえも省エネ化かイマイチなところがある。その中でも万博で私の目を惹いたパビリオンを4つ掲載。昼と夜とでだいぶ雰囲気が変わるオーストラリア館には1本取られました。

エコ


愛・地球博~EXPO 2005 AICHI JAPAN
三井・東芝館
バイオラング

 省エネ技術を発揮している壁。
 左の三井・東芝間のルーバーは日照方位に合わせて、各方位の壁面に上部から水を流し落とすことで、外気の熱射取得を軽減。バイオラングは壁面緑化による省エネ化はもちろんのこと、里山植物を配することで、里山風景を表現している。前述のグローバル・コモン・パビリオンより環境問題に向けてより積極的に技術提起をしている。
 愛・地球博でアピールされた技術が日本のみならず世界のどこかで活かされ、愛・地球博の開催意義が確認できたらいいなと思わずにはいられない。

2005-06-16

愛・地球博~長久手日本館

長久手日本館

愛・地球博~EXPO 2005 AICHI JAPAN
長久手日本館
国土交通省 中部地方整備局 営繕部:企画調整・監理
日本設計:設計

 竹蓑で覆ったような外観の建物。
 環境負荷を軽減しようとする技術的なアイデアのつめられた建物。ま、そういったことは建築系雑誌にて詳細が紹介されているので、そちらを参照してください。
 1時間半の待ち時間、ゆっくりと見学。竹と構造用合板、丸太材が露出しているため、ハリボテ感満載の建物。通路は竹蓑外部から、内部へとつながり展示建物へと導入する。竹蓑内部の壁面緑化は暑い外気に多少の清涼感を与え、そこそこに気持ちよい。
 内部のほとんどが撮影不可のため写真はないが、展示室内部がなかなか興味深い。特に地球環境への付加に関する危機を表現したゾーン1。画像や映像だけの視覚的なアピールだけではなく、斜めに傾いた中空ブリッジの通路による不安定感、耳障りな高音による不快感によって、危機感を身体的に経験させようとしている。
 また、目玉の360°スクリーンはこの万博の中で一番面白いと思われるので、一見の価値アリ。

2005-06-15

愛・地球博~グローバル・ループ

グローバル・ループ

愛・地球博~EXPO 2005 AICHI JAPAN
グローバル・ループ
菊竹清訓建築設計事務所 環境システム研究設計共同体:設計

 長久手会場の主要動線。
 全長約2.6km、標準幅約21mの回廊。既存地形を生かして配置したとのこと。詳細は建築系雑誌にて紹介されているので、そちらを参照してください。
 多少の傾斜はあるもののほぼ平坦なグローバルループ。キョロキョロと忙しいため2.6kmはさほど気にならない。21mもの幅に沢山の人が歩いているため、視覚的な距離感があまりないからかもしれない。また、デッキ仕上による乾いた足音も歩くことに軽快感を与えているのかもしれない。
 歩きながら地形を確認することはほとんどなく、ループの下か、会場を南北に繋げるゴンドラから見ると、地形を生かしているのが良く分かる(元の青少年公園時代に何度か訪れたおかげもある)。夜になると照明効果によってループが浮かび上がり、幻想的な風景も提供してくれる。
 結構な構造体だけど、以外に地味に見えるのは不思議なものだ。

2005-06-14

セロシアと回廊

愛・地球博~EXPO 2005 AICHI JAPAN
スペイン館
foa:設計

 万博パビリオンの中で一番派手な建物。
 スペインという国を積極的に紹介しているパビリオン。なお、コンセプトなど詳細は建築系雑誌にて紹介されているので、そちらを参照してください。
 “セロシア”の幾何学パターンは、スペイン館のポスターや公式HPにて頻繁にみかけるため、素晴らしい象徴性といえる。また、セロシアの穴の所々で「登るな!」とアピールしているサインもカワイイ。内側は回廊となっていて、スペイン国内で用いられている言語や方言を紹介。多様な文化を感じさせてくれる。

展示

 内部は大空間「プラザ」を中心に5つの展示空間「チャペル」に別れ、それぞれにテーマを与えられ展示されている。基本形態はどの部屋もほぼ同じなのだが、展示内容ごとに照明や色彩を変え、全体的に色彩豊かな構成となっていることから、スペインの多様性を積極的に感じさせられ、なにやら楽しい気分になってくる。また、セロシアパターンの制服を見かけるたびにスペイン館の内部ということを再認識させられるあたりも手が込んでいる。不覚にも、外に出るときには「またスペインに行きたいなぁ~」と思ってしまいました。
 さすが次回万博の開催国といった感じですな。

2005-06-09

豊田市美術館。

豊田市美術館・アルテポヴェーラ。
 帰郷の際に、私が必ずといっていいほど訪れる豊田市美術館。1995年の竣工以来、お世話になってます。この日に行われていたのは ARTE POVERA~貧しい芸術~展。
 竣工時に見学し、建築ってすげーなと初めて思わされた建物。そして、1997年に行われたARTE POVERA展をかなり楽しんだ過去もあって、今回もかなり楽しみにして訪問。で、十分満足しました。
 私のプロフに名前のある“ジュゼッペ・ペノーネ”はこの芸術派作家の一人。初めて出会う作品はなかったものの、やっぱイイ。その他にも初めて知った “ジョヴァンニ・アンセルモ”もなかなかイイ。共通しているのは素材感を生かしつつ変質させ、運動性や社会性を付加するるあたりかな?感じるままに楽しめる作家だろうな。。
 それにしてもイイ美術館。作品のある空間を楽しめるようにいろんな仕掛けがなされている展示空間、刺激のある展示内容を提供する運営。近くにお越しの際は出かけてみたらいかが?

2005-06-08

富弘美術館。

富弘美術館と作品。
 万博から帰宅後、3時間ほど仮眠。雑誌などで興味をもった富弘美術館(2005年竣工)のある群馬県に向けて出発。奥様と必死な思いで運転しながら到着。展示作品・星野富弘さんの詩画を鑑賞。
 星野富弘さんは教員時代に頸髄を損傷し、口に筆をくわえて字や絵を書いているそう。母親や身近な人、自然などをモチーフに、水彩を描き詩を添える。心にしみこむ詩画を前に、オバちゃんたちが涙している。セツナク+アタタカイ展示空間となっていた。
 水彩画ということや、星野富弘さんの人柄からか、水を感じさせ、控えめな、優しい感じの建物で、展示内容とマッチした雰囲気を持っている。設計競技で選定された案なのだが、設計者も選定者もすばらしい仕事をしたなと思わず関心してしまいました。
 ちなみに05/07/15~05/08/07には、沖縄県・浦添美術館で、星野富弘展(企画展)を行っている。なんだか縁のある作品ですな。

2005-06-07

愛・地球博~EXPO 2005 AICHI JAPAN。

北エントランスとトヨタ館&人込み。
 いや~やってきました愛・地球博です。上写真は会場前の北エントランスの人込みとトヨタ館。人いっぱいですな。
 この日はAM6:00に家を出発、愛知環状鉄道八草駅周辺に駐車、リニモに乗換え、AM7:30に北エントランスに到着。AM9:00の開場まで警備員の兄ちゃん達の準備や説明を眺めつつ&万博ガイドブックにて予習をしつつ、マッタリ。
 で、開場と同時に本気で走ってる人達への警備員の“走らないで下さい!怒”を横目に小走り、トヨタ館に到着。結構前列だったのだけど、開場全体が楽しめるように工夫された会場づくりのため観覧席はどこでも良かったかも。が、内容自体がいまいちな感あり。期待し過ぎたかな??この後に観た長久手日本館の展示や360°スクリーンの方が楽しめる。ま、2時間ぐらい待たされたけどね。

各国のイベント。
 中心パビリオンを観覧した時点でPM0:00なため、韓国&中華麺にて昼食の後、各国パビリオンの見学。あまり混雑してなかったためマッタリ目で進行。パビリオンの外観や内容はほどほどに楽しめるといった程度だけど、そのパビリオン付近で行われている各国のイベントは面白い。上写真はその様子。
 ちなみに左上から、オーストリア館;民族音楽、グローバルコモン1;インド舞踊、オーストラリア館;サメ?のいたずら、最後にまたオーストリア館;環境シンポジウム(ストローベールハウスの部分だけ聴講)。特に、オーストラリアのサメ?のいたずらは笑える。不用意に近付くと囲まれて歌を歌われたりと中々離れないしつこさ。
 その後マンモスを観たりしたけど特に感想はなかったッス。

夜景。
 万博の建物は環境共生と仮設が前提となっているため、昼間はどうしてもハリボテ感があるのだが、夜になるとその様相は一変する。ただLEDを利用した省エネ蛍(左上写真)、北エントランスを演出する照明(左下)。モリゾーまでが哀愁を帯びる始末(右)。巧妙にしくまれた光による変質によって、やっと万博の華やかさが現前するのかもしれない。
 万博は昼から夜まで飽きさせず、会場の外に一歩踏み出す時には「もう一度、遊びに来たいな」と思わせられちまいました。体力的には限界点に達するけどね。
 各国の料理最高!!ビールも最高!!腹も限界点に到達。

2005-06-06

アレグリア2だ。

アレグリア2。
 でもって、6/6はアレグリア2を鑑賞しに、愛知・稲沢へ。
 奥様の強い要望で訪れたアレグリア2。いや~すごいのなんのって、アレグリア2。ヤリマスナ。すさまじい技術力と芸術性という感じの生演奏に生演技。何回息を呑まされ、何回身体を硬直させられたか。華やかな衣装と演奏、演技。とても楽しい&疲れる時間でした。
 で、その後、名古屋に戻って大学時代の同級生たちとワイワイ。過ぎ去った過去を取り戻しつつ、時間の経過を肴に飲酒。またも楽しい一時を過ごしつつ帰宅。夢心地のまま就寝と相成りました。

2005-06-05

久しぶりの名古屋。

名古屋の街。
 久々の帰郷です。1年半振りかな?上写真は久方ぶりにぶらついた名古屋の街。
 愛知に到着したのは6/4。新しく開港したセントレア空港。久しぶりの人ごみに圧倒されながら、地元の特産店を始め様々な店舗に心躍らせ、前日のワールドカップ予選を観戦しながらの飲酒と飛行機酔いに胃も踊りつつ始まった、今回の帰郷。
 6/5は、名古屋の街。1年半のブランクと万博効果によって、ずいぶん街が変わった気がする。名古屋城の金シャチが地上に、アップルストアと観覧車が名古屋に降り立っていた。モチロン全部体験。金シャチに触り興奮を、Macに触り購買意欲を、観覧車から眺め笑止を、駆り立てられる。いろいろと換わったモノがあったけれども、聞こえてくる尾張・三河弁に“あぁ帰ってきたな”としみじみ思っちまいました。
 さらに、足が棒になるかと思うくらい買い物しながら街を散策。シメは名古屋テレビ塔の夜景。変わらない風景にホッと一息の上、実家に帰宅。楽しい初日を満喫ナリ。

2005-05-17

改めて。

Y邸その後。
 以前に紹介したY-house。最近、私が勤めている事務所のパンフ作成の為、以前には紹介できなかった外構部分をあわせて、半年振りに撮影。
 クライアントのセンスで植栽を配置したりと、上手に住まわれてて、なんだかうれしくなったので、再度掲載してみました。
 完成時にはなかった生活感に彩られて建物が更新されていく様は、私自身には予測不能な部分も多く、実に興味深いものですな。

2005-05-14

夜に浮かぶ光。

那覇の夜景。
 仕事で最近関わってる企画モノのプレゼに使用するために撮影した那覇の夜景。
 眺めのよさをプレゼするために昼景か夜景かで悩んだのだが、夜景のが美しく、インパクトがあるために採用。昼も、まぁまぁ眺めは良いんですけどね。
 昼景と夜景では“見えるものと見えないもの”が換わる。視覚的に換わるだけではなく、私自身も換わる。昼景を視ている時、夜景を視ている時、まなざしているあなたは何を視ているのでしょうね。

2005-05-03

中南部観光。

パリのパン屋さん ボンジュール。
 GW第二弾。前回の予告通り今回は中南部を回ってみました。
 最初に訪れたのは、恩納村にある道の駅“なかゆくい”にあるパン屋「パリのパン屋さん・ボンジュール」。この道の駅は昨年の秋にオープン、その他にも海産物から野菜、果物など色んなものが売られているのだが、その中でもここのパンは実にうまい。使われている水が海洋深層水だからか、値段が安いからなのか、ともかくうまし。パリのパン屋というネーミングは微妙だが・・・。

くるくま。
 しばらくドライブを楽しみつつ、さらに南下。知念村にある「カフェくるくま」に到着。沖縄・健康食品の製造、販売を行っている会社が運営する“くるくまの森”にあるこのカフェ、かなり有名らしいのだが初めての訪問。曇り空のため、高台から海を見下ろす風景は楽しめなかったが、マッタリ・・・と思いきや、注文した食事の量が半端じゃない。ボチボチ旨いのだが、胃はグッタリ。次回はもっと考えて注文しようと心に決める。
 その他、ウィンドウショッピングを楽しんだりして、帰宅は0時頃。楽しかったけど、疲れた。GWって感じね。

2005-04-30

やんばる観光。

山甌。
 さてさて、GWに突入。沖縄では、どこに出掛けても内地からの沢山の観光客にまぎれてウキウキすることができます。そんな私のGWのある一日。
 上にある写真は、沖縄県東村やんばるの中、県道70号線から1kmほど離道を進むと現れるカフェ“山甌”。店内ではコーヒーやらカレーやらを楽しむことができる。お出迎えは上写真右下の鶏、やんばるの谷間で緑が深く、手作り感満点の小物&お店。ということで、この店で1時間弱ほどマッタリ。

海とユリと鳥・・?
 で、そのまま北上して辺土岬へ到着。駐車場そばで出迎えてくれたのは鉄砲ユリ畑。岬から見る海は、穏やかな波のためかいつもより透き通って見える。そして与論島との友好を記念した「かりゆしの像」。鳥と魚を足してわった様な不思議な像。この鳥、辺土岬に訪れるたび写真に収めてる気がする・・・。クセになる形態。

パーラー三角。
 さてこのドライブの締めくくり、国頭村、58号線からプライベートリゾートオクマを通り過ぎてしばらく行ったところにある“パーラー三角”。最近通い始めたお店で、ハンバーガーやポテトにピザ・焼きそばなどを売っていて、人気商品はチキンカツとチキンカツバーガーとの噂。店の裏側にテーブル席などもあるらしいが、ここで買ってから海で頂くのがかなり美味。クセになる味わい・・・あきるまでしばらく通いそう。
 北部一周のドライブ、楽しい小旅行でした。

2005-04-23

■no.5 Meeting

■no.5 Meeting 『首里・龍潭通りのまちづくりワ-クショップ3』

様子

 前2回のワークショップをもとに主催者側で議論を重ね、これからのまちづくりの方針として「歩いて楽しいまちづくり」を住民側に提案。
 その進め方として、

 1,龍潭通りを蛇行させることで車輛速度を低減させる
(イラストはコチラ

 2,凹凸の変化によるたまり空間を創出する壁面後退基準への変更
(イラストはコチラ

 3,幅の狭い生活道路の一方通行化
(イラストはコチラ

 4,細街路のコミュニティ道路化
(イラストはコチラ

 という上記4項目に関するスケッチなどをワークショップで提示。それぞれに関する意見を募りつつ、住民の関心を探り、これからのまちづくりに積極的にも参加してもらうよう働きかけることが目的。主な手法はKJ法。
 前回に引き続き、参加者は15名程度と少なく、ワークショップの魅力づくりが主催者側で課題となってきていると思われる。「歩いて楽しいまちづくり」には参加者全員の賛同が得られたが、それぞれの案については賛否両論で、参考になる意見が多く寄せられた。
 私の担当したグループは、芸大の先生+まちづくりに興味のある地域住民と地域住民ではない人+那覇市役所の人、合計5名の構成。夢のある話+生活感のある話+現実的な話など、多岐に渡った議論を行うことができ、実りあるものになった思う。こうした意見をどう生かすかがこれからの問題なのです。
 ちなみに、4項目のスケッチの作成は首里支部メンバーです。


◎方針と4項目に寄せられた意見など
 ☆「歩いて楽しいまちづくり」は是非進めるべき
 ☆龍潭通りの蛇行→賛成!
     +十分な検討が必要!+一方通行にしては?
 ☆凸凹の壁面後退→賛成!
     +統一感にかけるまちなみになるのでは?
 ☆生活道路の一方通行→賛成!+目的をもっと具体的に!
 ☆コミュニティ道路→賛成!
     +テーマを分けた道づくりをしてもいいのでは?


なお、これ意向の活動は地域住民が主体となってNPO法人を立ち上げるという方向付けが検討され始め、首里まちづくり研究会の発足につながる。

2005-04-12

タイガー!

NEW OSX Tiger !

 いや~とうとう予約受付開始です。新しいMac OSX Tiger。4月中に予約開始→発売という情報が出回ってたが、その通りだった。
 私の家にあるiMacG3もそろそろ換え時です。これを機会に買い換えようとしているのだけど、さて、今後の展開にますます目がはなくなっちまった。5月まではiBookのキャンペーンをやっているから、それ以降何かが起きるかも!?
 まあ、程よいタイミングで買わないといつまでも買えなくなってしまうんだけどね。

2005-04-08

名古屋式。

名古屋式。

 現在開催中の万博に合わせて?3月28日に発売された、名古屋の常識を面白おかしく紹介している「名古屋式」という本を購入。著者は立川談志(東京)の前座を破門され、名古屋に舞い降りた落語家・雷門獅篭。この人、実は漫画家も兼ねているので、名古屋式は4コマ漫画+名古屋の常識(非常識?)という構成となっていて、面白おかしく読める。
 同じ愛知県でも名古屋のある尾張地方ではなく三河地方の出身の私にも、この一部地方の常識の多くは当てはまる。この本を読みながら、まだ世間知らずの学生の頃に、静岡出身の彼女(今の奥様)に私の常識をことごとく否定された、コッパズカシイ思いを再度経験してしまった。愛知出身の人はこの本を読まずして世界に飛び出てはいけないだろう。愛知出身でない人はこの本を読んで心の準備をせずして、この地に足を踏み入れてはいけないかもしれない(笑)。
 たぶんこの本の面白さは、著者・獅篭氏の観察眼と素晴らしく地域に根ざしたその生き様に依拠しているのだろう。この本は名古屋大衆文化の紹介において、ピカ一と思われる。ぜひ立ち読みor購入をオススメします。

2005-03-26

■no.7 Workshop

■no.7 Workshop 『建替えプランを考えよう4ー全体計画についての確認』

様子

 これまでのワークショップの意見と、行政側の条件を踏まえた、各棟配置+建物の高さ広場・駐車場・民活用地・緑地の配置+歩行者・車の動線を図示した最終的な案を住民に提示、案に対する承認をもらうことが目的のワークショップ。参加者に案の説明後、グループごとにKJ法を利用しつつ、雑談的に進行。
 前回のワークショップから約3ヶ月が経過してしまったのは、主催設計事務所が作成する案に対する行政側の対応の遅さが原因。ダラダラと時間が過ぎた結果、開催が遅れてしまった。しかしながら、案に対する住民の意見は概ね賛同といったものが多く、最後のワークショップを楽しんでいた。特筆すべき意見としては、これからの基本設計、実施設計の際にも何らかの形で、途中経過を説明してほしいというものが挙げられる。
 このワークショップを基に作成する報告書は4月ごろ出来上がるようで、その頃に団地住民+地域住民に呼掛けを行い、報告会を行うとのこと。その会での再開を約束して、このワークショップは閉幕した。

2005-03-19

パッション in 沖縄 ’05。

様子。

 九州ブロックの建築士会による研究集会=パッションといいます。
 九州各県の建築士会:青年委員会による持ち回りで毎年行われている、パッション。今年は沖縄県の担当で、沖縄市で開催。今回は九州だけではなく、沖縄県建築士会が友好関係を築いている韓国:済州島の建築士会からも20名ほど参加。
 内容は、開会式→4つの分科会→各分科会の成果報告→閉会式といった感じ。4つの分科会がメインで、沖縄の自然や歴史・文化+韓国建築を題材にした交流がテーマ。私は開会式+閉会式の司会と第4分科会スタッフとして参加のため忙しい感じ。
 第4分科会は“建築創造を通し九州をちゃんぷるーする”というメインテーマの下、「人々が集う休憩小屋」を沖縄の海辺に提案するというワークショップを、4名構成の6グループに分かれて行った。上写真はその様子。表現方法は自由ということだったけど、下写真にあるとおり全グループが模型を作成。

模型。

 私はグループ担当にはならず、各グループをフラフラ見ながら口出しをして楽しんでいただけだったが、若者が引っ張るグループ+オバちゃんが引っ張るグループ+気難しい議論ばかり交わしているグループなど、それぞれが特徴を持った雰囲気で、実に有意義な時間をすごしたように感じられた。
 私がマッタリすごしたいなと思ったのは、4柱に光を和らげ風を感じる為の膜ををくくりつけ、ゴザをひいただけの模型写真左上の案。強風時には飛ばされるだろうけどそれはそれということで。ま、他の案もそれぞれ面白く出来上がっていたので、いい勉強になったかな?

2005-03-12

■no.4 Meeting

■no.4 Meeting 『首里・龍潭通りのまちづくりワ-クショップ2』

様子

 前回のワークショップで提示された首里龍潭通り周辺における“宝”の再確認とこれからのまちづくりの方向性を模索することが目的。龍潭通り周辺に限定した歴史資産を結んだルートを設定したフィールドワークと、屋内にてKJ法による意見の抽出・整理が主な進め方。
 当日は降雨、気温も低かったため参加者は15名程度。コースの決められたフィールドワークだったため、時間は節約できたが、地域を知っている人にとっては散歩感覚でしかなかったようだった。
 私の担当したグループでは地域をよく知っているお年寄りとほとんど知らない若者という構成。地域の歴史や正しい地名を教えるお年寄り+観光やまちなみ、文化継承にたいする必要性を話す若者によるコミュニケーションが成立したため、そちらを重視。少しワークショップの主題からは脱線しつつあったが、意見の抽出は十分で、整理が不十分だっただけなので、後半からは一緒になって楽しんでしまった。
 次回には、これからの首里・龍潭通りのまちづくりに対して、いくつか提案して行くとのこと。どんな提案が出るかは乞うご期待。


◎主にワークショップで模索された方向性
 ☆首里に残された昔ながらの細い道、
           (ス~ジグワァ~)の保存活動
 ☆地域の歴史や文化の継承のために
        写真展や写生大会などのきっかけづくり
 ☆現在の龍潭通りにおける景観形成基準を
        検証してより良い基準づくり
 ・補足:龍潭池×→龍潭○(潭=池)
   守礼の門×→守礼門○(のは不要)

2005-03-09

Seminar=手塚貴春+手塚由比。

チラシ。

 沖縄県建築士会が毎年行っている「建築セミナー」の第4回目、手塚貴春+手塚由比(手塚建築研究所)に参加。メインテーマは“要るものと要らないもの”。セミナーといってもただの講演会。例年の建築家と構造家によるコラボレーションから夫婦によるコラボレーションというコンセプトで人選したのだそう。
 これまでの遠藤+池田、伊東+佐々木のセミナーにも参加しているのだが、今回の手塚コンビは最も話し上手で面白く+真面目に時間を過ごせた。手塚建築研究所については“屋根の家”を雑誌でまじまじと眺めたことはあるがそれ以外はほぼ事前情報は見たことあるといった程度だったが、分かりやすい説明のおかげで各建物にあるコンセプトやプロセスを知ることができた。こういうのは聞いてて非常に楽しい。
 しかしながら、メインテーマの具体的な説明はなし。各建築における説明の中からそれを読み取れということなのだろう。境界線を中性化したモノ、縁側の無い“縁側の家”、屋根に住まう“屋根の家”・・・。要るものは空間性に対するコンセプト、要らないものは妥協と慣例といった既成概念かな?・・・ま、そんなことだけではないのだろうが、多くのことを考えさせられ、そして、建築することを楽しみたいと改めて感じさせてくれた。さすが大学の先生もやっているだけのことはある、と思う。

2005-02-27

オープン戦(中日×日ハム)。

オープン戦(中日×日ハム)。

 約1ヶ月に渡った沖縄でのプロ野球春季キャンプ。この日のオープン戦で各球団ともに沖縄を引き上げる。沖縄各地でオープン戦が行われ、沖縄ー名護での中日×日ハム戦を観戦。
 結果は上写真の通り中日の勝利。まぁオープン戦なので結果はともかくとして、試合を見て、わざわざ沖縄まで来た中日応援団“竜心会”の応援を楽しめ、満足な時間を過ごしました。
 しかしながら、名護は日ハムのキャンプ地+新庄の人気のため、4回裏まではお客さんも結構入っていたが、新庄の交代と中日の一方的な展開によって、5回以降はどんどんと人が減って行く・・・。そうはいっても、ファールやキャッチボールなどに元気に声援を送りながら、ボールをせびっているガキンチョ共の微笑ましい雰囲気も楽しめたかな!?

2005-02-26

■no.7 Workshop

■no.7 Workshop ~虎瀬公園住民案おひろめ会

様子
 これまで続いた虎瀬公園ワークショップもこれで最後。
 配置やゾーニングの基本的な考え方を図化し、その仕上や樹種などといった細かい内容までは触れていない公園案を住民におひろめ。その内容の確認を中心に、これまでの経過と住民案のまとめをパンフレット化することの説明と了解を得ることが目的。
 大雨で少ない参加者となってしまったが、キーワードに関して長いので短くしようという意見の他は、ほぼ住民の理解を得ることができた。
 それよりも、当日参加した那覇市の担当官へ「整備はいつごろ始まるか?」「住民案の実現の為にはどのようなことをしたら良いか?」「予算的な問題は?」など、次に向けての質問が多く寄せられた。まだ、那覇市で具体的な決定は何も行われていない訳だが、担当官の親切な説明により、住民もこれからの課題などを整理したようだった。
 今回のワークショップに留まらず、これからも活動を続けそうな地域自治会。。。新たな活動の予感。楽しみ。

◎虎瀬公園の新しいキャッチフレーズ
 『みはらし+ふれあい公園、虎瀬』
 当日説明に使った案→→クリック!!

2005-02-23

姑獲鳥の夏。

姑獲鳥の夏。

 何やら妙に忙しい今日この頃。更新が滞っているので、気になる映画の話。
 上写真は、姑獲鳥の夏という映画のPR。原作は京極夏彦。04/02/16で紹介したお気に入りの、嗤う伊右衛門と一緒です。
 この映画、公開は05/07/16の予定。もちろん原作は面白い。妖怪を題材とし、近世の世界観の中に還元しつつ、ミステリーを仕上げる。このアプローチを映画化する心意気とその映像が楽しみで仕方ない。私の好きな永瀬正敏+田中麗奈が出演するのもまた、好奇心をそそられてしまう。
 期待大なこの映画、中々HPの更新が進まないが、興味のある人は是非のぞいておくんなまし。
 ↓↓↓
 http://www.ubume.net/
 (直リンしないので見たい人はコピぺでよろしく。)

2005-02-05

■no.3 Meeting

■no.3 Meeting 『首里・龍潭通りのまちづくりワ-クショップ1』

様子

 講演形式の勉強会にて多少なりとも認知度が上がったと考えられ、より住民とコミュニケーションを計るためにワークショップ形式の勉強会へと移行。龍潭線周辺のまちが持つ魅力や課題、またそれらに対する提案を皆で話し合った。
 主な手法は6名程度のグループごとにKJ法にて意見の抽出・整理を行う。
 私の担当したグループは地域自治会長や元自治会長など、長老が集まったグループで貴重な意見を多く提供してくれた。暗中模索で進められているこの一連の勉強会が、そろそろ何かのきっかけをつかめそうな予感を感じさせた。


◎主な内容

   宝 ~金城町の石畳、赤木、古井戸、
           モノレール駅、芸大など

  課 題~歩いて楽しいまちづくりの為の提案、
          地域自治体の交流の充実など

  その他~行政の説明不足(まちづくりの方針など)、
          地域の協力不足など

2005-02-03

豆をまく?

さぁどうしよう。

 みなさん豆まきしました?邪気を払い幸福を招き入れました?
 この行事、中国からの伝来で、平安時代初期にはじめられた“追儺”が原型。世の災いや不満を擬装鬼に対して石を投げつけることで追い払う儀式で、鬼は弱者から選ばれたのだそう。要するに、憂さ晴らしだったよう。豆になったのは近代からで、神社で行われていた邪気払いの“豆打ち”と融合したという説があるらしい。
 何となく撒いていた豆が、急に重たくなるような話。だからといって豆を撒かないといけないようなスリコミ的感情。そして、まいた豆がもったいないと思うセコイ心持ち。複雑な気分。はたして、幸福はやってくるのか!?

2005-02-01

SOFFet "Carnival"

SOFFet ~ Carnival

 このアルバム、最近発売されたものではないが、なかなかいい。
 これが1stで現在は2ndも発売中だが、私は1stのが好き。リップスライムをちょっとかわいくおしゃれにした感じなので、ミーハーな感じもするが、笑いあり涙ありな感じになっている。そんな1stの中でも“上京 feat.Qumi”という曲がつぼにはまった。田舎モンが上京して、夢を追って、それが今じゃ・・・あの頃の君に会わす顔がないってな歌詞もいい。セツナクてアマイ。スッパイ気持ちになりました。このアルバム、オススメです。
 このアルバム聞きながら、沖縄・海岸道路をドライブ。ステキ。

2005-01-30

ハワイのようでハワイでない。

沖縄のハワイ。

 ハワイです!!・・・・って。
 ・・・もちろんここは沖縄。沖縄・本部町にあるDRINE IN HAWAII。画像からして突っ込みどころ満載。なんでハワイなんだ~と思いつつも入店。ま、ただのレストラン。しかし、メニューも満載。洋食からそばにうどん、琉球料理まであって多いに迷う。様々なメニューから頼んだBランチとハンバーグ。ハッキリ言って味はいまいちだがそのボリュームは満点。色んな意味で満足の上、出店。本当に突っ込みどころ満載でした。
 沖縄県の人も沖縄県外の人も一度訪れる価値はあるかと思いますよ。色んな意味で。

2005-01-02

沖縄’n 正月

沖縄の正月。


 今年の正月は初めて沖縄で迎えました。上写真は首里城での祝賀イベント+初詣+我家のお節料理。沖縄での正月を満喫するために気合いを入れてみました。
 例年は愛知や静岡で迎えているのだが、かねてより首里城の祝賀イベントを見学してみたかったことや愛知万博には帰郷することもあって、本年は沖縄。イベントはかつて首里王朝時代に行われていたという祝賀行事を三ヶ日:午前中に行われる。急激に冷え込んだ元旦、強く冷たい風に震えながらの見学。その衣装や楽器など、沖縄独特の文化を再考させられる光景が目の前で繰り広げられ,一味違った正月を感じられた。
 初詣はほぼ内地と一緒。末吉のおみくじに複雑の心もちになりつつ、帰宅してお節料理にとりかかる。右下写真の上から順に、栗きんとんとマメ+島らっきょキムチ風味+かまぼこ+カズノコ+豚の角煮と卵。とはいえ、作ったのは豚の角煮と卵のみ。わざわざ沖縄ヤチムン(陶器)を購入の上、盛付け。
 沖縄の正月を満喫!!満足!!

2005-01-01

あけまして。



 あけました。新年おめでとうございます。上は私の今年の年賀状。私から年賀状が来てない人は、この日記にて挨拶と代えさせていただきます。
 実は、HP-祝1年。HTMLの練習のつもりで始め、意外に長く続いております。気ままに更新している為、閲覧する方、まんねりぎみで申し訳ないです。
 ともかく、今年もヨロシクです。