アニメの話。
最近話題のアニメを鑑賞。原作者は一緒で監督は各々別。原作者が同じだからといっても別々のアプローチによるアニメでした。
上はちょっとマニアックな映画を楽しめる人であればアニメが苦手な人にも、下はアニメが楽しめる人や娯楽映画の好きな人におすすめできる。その違いは映画の表現方法・CONCEPT。
上は見る人に挑戦している。その主題や内容は1回観るだけでは理解しきれない,させない。だから無駄がない,すべての表現が主題につながっている。下はそこまで徹底してない。Entertainmentとしての無駄が入り込む余地を残している。だからこそアニメらしさが入り込む。
両方とも背景や人物に3Dが多用されているが,人物だけは実写のようにではなく,アニメとして表現されている。実写のような背景+アニメとしての人物には賛否両論のようだが,アニメという非現実に現実らしさを追求しなくてもという気がする。
それにしても、両作を支える原作者がすごい。映画化にあたって内容は更新されているが,別に最近売れた漫画ではないのに内容が色褪せてない。人そのものの在り方、人と他者の関係の在り方,人と社会の関係の在り方,は普遍な主題であって,そこに或るならば色褪せないということだろうか。言うのは簡単。漫画としてのEntertainmentにそれら主題を手法として取り入れているあなたは偉いのです。
ま、コムズカシク考えず、暇をみつけたらふらっと観にいっても後悔はないでしょう。ちなみに、お客が少ないのでリラックスして観れます(in Okinawa)。
あなた、アニメ好きですか?私,アニメ好きですよ。