2004-12-12

■no.6 Workshop

■no.6 Workshop ~パークゴルフ体験!!

様子
 今回はワークショップといっても、パークゴルフの体験というイベント。しかも、主催は虎瀬公園の周辺自治会である首里赤平町自治会。地域が自主的に考え、動き始めている。うれしいことです。
 開催場所は、西原町運動公園内にあるパークゴルフ場。総勢30名ほど、4人1チームになって、9ホールを2回、約2時間ほど楽しむ。意外に面白い。1ホール30~70mほどで、バンカーやグリーンもあるミニゴルフ場の中を、グランドゴルフのような感覚で気軽に遊ぶことがでる。しかしながら、器具の貸し出しや維持管理などを必要とするため、財政難の那覇市で可能かという問題もある。実現するかはともかくとして、住民側の動きとして那覇市は検討を行わなければいけないだろう。
 各チームごとの対戦というわけではなかったため、他チームとの比較はできなかったが、私の成績はチーム内、下から1番目。難しかった・・・。

2004-12-10

■no.6 Workshop

■no.6 Workshop 『建替えプランを考えよう3ー石嶺地区の活動拠点』

様子

 どんな人たちのどんな活動のために何が必要なのか?という質問形式にて行い、その利用単位と必要なモノ・コトを検討することで、ゾーニングを補足する情報を得ることが目的と思われるワークショップ。手法はKJ法。
 これまでのワークショップの意見が再度話されたに過ぎない印象。行政ー主催者での連携が、急ピッチなワークショップについて来れなくなってきている。行政側の反応の鈍さがここに来て足かせになっている。いまいち何が目的か分からないところもあった今回の会。開催することだけに意味があるワークショップになりつつある。
 主な内容↓↓↓


◎提案
 ・団地住民を主体
   様々な活動に耐える広場、
      管理・防犯や散策の為の周回散歩道
 ・地域全体を主体
   活性化のための人集めの工夫や場づくり
 ・その他
   団地内で結婚式を挙げれるようなゆとりあるプラン
   文化交流や出店の受入などの場所を提供して、
             地域の活性化と賑わいづくり

2004-12-02

■no.2 Meeting

■no.2 Meeting 『沖縄流の相続対策』

 主な目的はNPOすまいとまちづくり研究会の認知2。内容はファイナンシャルプランナ-古謝好昭氏の講演。
 沿線建物の建て替えの際に、相続などが検討されることもあっての内容の選択。1時間強という限られた時間の中ではそれほど具体的な話はできず、概略的な説明だったが、いくつか参考になりそうな話もあったので、いい勉強にはなっただろう。
 この講演をきっかけとした活動の展開といったものは見込めそうもないが、周辺住民の興味を惹くという意味では有意義なものとなったのかもしれない。


◎主な内容
  相続とは金銭的なものだけではなく、文化的なものも意味する。
  スムーズな相続の為には家族間のコミュニケーションが必要である。
  具体的な案件を例にした、問題点や関連法令の紹介など

2004-11-28

冬の与論島。

与論の海。 与論の家。
船。 旅の道連れ。


 なんだか妙に忙しかった数日からの現実逃避に鹿児島行きのフェリーに乗り込み、与論島でのんびりしてきました。上にある写真は、与論の海+家、フェリー、そしてフェリーでの道連れの鳩。
 大宰府(大和朝廷)→琉球王府→薩摩藩(江戸幕府)と為政者が変化してきたこの島。ただ、政治的に重要な島ではなかったようで、島の雰囲気は穏やかな農村+漁村、サトウキビ畑の中に家が点在、港の周りに商店が立ち並ぶといった感じ。電気や水も昭和の中頃に整備されたよう。風土的には沖縄と一緒のようなものだが、話す言葉、顔つき、名前などは違う。
 美しい海に囲まれた与論島。島内の観光地といえば古民家と焼物、染物・芭蕉布織。要するに秋に行く場所ではなかった。。。が、微妙に沖縄とも違うその雰囲気がまったりと漂っていてそれなりに楽しめた。帰りのフェリーでは与論で紛れ込んできた鳩が、餌をたかりにフラフラしていたので写真をGET。こんな風にいろんなものが島に運び込まれ、持ち出されるのだろうと痛感。あの鳩はどこに行ったのだろう・・・。

2004-11-26

■no.5 Workshop

■no.5 Workshop 『建替えプランを考えよう2ー土地利用2』

様子

 これまでの意見や前々回のゾーニングをもとに主催設計事務所にて、規模や配置を比較しやすいように作成された3案を元に、大まかな施設方針を決定することが目的。各案にたいする魅力や課題をKJ法にて抽出した後で、住棟配置と高さ・広場・駐車場と車動線・民活用地の4項目を検討する。
 残念がならまた参加者が少ない上、意見をまとめられず終了。そろそろ主催者側での方針に関する検討が必要となってきた。
 主な内容↓↓↓

◎提案
  広場を中心とした一体感の在る団地形成、
            民活用地は一括で⇔分散
  住棟は低・中・高層⇔全て高層、
        車は周回道路のみ⇔周回道路は散歩道
  商店街に隣接している敷地の一角を多目的広場
  (朝市やフリマ、ゲートボールなどのスポーツ、
               文化交流の場として活用)

2004-11-25

ハウルの動く城。

ハウルの動く城。

 ほぼ徹夜明けの翌日、早引きの上、眠い目をこすりながら「ハウルの動く城」を見てきました。原作があるようだけどもちろん読んでいません。
 始まりから既知として存在する魔法の世界にワクワクしながら、物語がスタート。ソフィーとハウルを中心としたファンタジーが織り成され、エンディング。子供から大人まで楽しめる娯楽作品といった感じで、賛否の分かれる映画と思われる。反戦の意図が盛り込まれつつも、映画を楽しむことが優先され、災害や戦争といった暗いニュースの多い世の中に明るい話題を提供しているようにも感じられる。制作時に発表されたハウル=キムタクの声にも違和感はなかった。エンドが意外にあっさりで、もう10分ほど費やしてほしかった気もするが、私自身は十分楽しんだ。
 細かい話だが、宮崎アニメの登場人物の動きは驚くほどなめらか。気持ち悪いぐらいに。その一つ一つの挙動を観察し、表現するアニメーターたちには頭が下がる。内容が充実していることを前提として、こうした作業によって映画の世界を生き生きと感じることができるからこそ、世界の宮崎アニメなのだろう。

2004-11-20

■no.5 Workshop

■no.5 Workshop ~虎瀬公園の配置を考える!!

様子
 虎瀬公園ワークショップも大詰め。これまでのワークショップの意見や提案を元に、事前に2案を作成の上、1つの案へと絞り込む作業の予定だったが、当日、住民から1つの案とイメージスケッチを手渡され、飛び入り参加を含めた3案での検討となり、嬉しい悲鳴を上げながら進行となった。
 その場でマジックなどで書きなぐりながらも、前回にまとめた虎瀬公園カラーを中心に意見をまとめ、手書きながらも皆が納得する案+虎瀬公園のキャッチコピーへと収斂。最終キーワード↓↓↓

◎虎瀬公園の新しいキャッチフレーズ
 『眺め最高!みはらしふれあい公園、虎瀬』
 ※まとめ案はワークショップのまとめにて公開します。

2004-11-03

首里文化祭’04

チョンダラー? 旗頭。

 沖縄、首里城下で毎年行われている首里文化祭で遊んできました。上写真が祭りの様子。特にこの祭りのメインイベントが,右にある旗頭。各地域に根ざした自慢の旗を掲げて,まちを練り歩く。かつての古都首里周辺で行われた綱引きなどの祭りの景気付けにはじめられたのが旗頭だとか。だから各地域、様々な形で張り合っている。
 沖縄では風土文化に密着した祭りやイベントが実に様々行われる。そこには本土のどの地域でもあまり見られない独特な要素が盛り込まれているため,どの祭りもナイチャーの私にとっては興味深い。ただ、基幹に流れるものは本土と一緒、五穀豊穣、先祖崇拝、そしてストレス発散。だから地域に愛され、多いに盛り上がる。
 ところで、この首里文化祭,ここ3年ほど毎年、建築士会首里支部も出店しているので、お手伝いも兼ねての訪問。ま、手伝うといっても今年はビール片手に、ビールとジュースを売っただけ。祭りの後は下写真の通り、飲めや歌えや。多趣味な首里支部のみんなとともに、祭りの余韻もソコノケ、盛り上がりました。
 3年前,首里当蔵町青年会にてこの旗頭を持たせてもらったが、重い。実に重い。ヨロヨロしてると青年会の人達よりブーイング。楽しい一時を思い出しました。

飲めや歌えや!
ハシャイで酔った私は早めの帰宅。いつまでやってたのやら・・

2004-10-31

ウルトラマンの種。

ウルトラマンの種。 サキシマスオウ。

 沖縄、マングローブ樹林の中やそれに隣接した低湿地帯に生える木、サキシマスオウを国頭村で見学。この木、奄美大島以南の亜熱帯から熱帯にかけて分布、右写真にある板のような根(板根)が大きな特徴です。 左写真がサキシマスオウの種。
 実はこの植物の種、ウルトラマンの原型なのです。私も最近知りました。当時、ウルトラマンを製作していた円谷プロ、企画文芸部の責任者で沖縄出身の金城哲夫氏が脚本を担当し,この種がデザインのヒントになったとのこと。知ってました?・・・私がこの話を聞いたときは、いたく感動しました。
 いざ種を拾ってみると、なるほどウルトラマン。かなりウルトラマン。4つほど種を拾って持ち帰り,ただいま乾燥中。1つは着色の上、ウルトラマン化しても面白いかもしれませんね。

2004-10-30

■no.4 Workshop

■no.4 Workshop 『事例に学ぼう』

様子

 那覇市の団地事例を見学。1つは今春竣工の繁多川市営住宅。もう1つは10年程前にコンペによって計画された安謝団地。
 繁多川高層住宅では、外構工事がまだ終わってないことや2棟しかないこともあって、住宅内部の見学が中心。一般的な室計画であまり参考になる素材ではなかったが、大まかな部屋の大きさや配置を見学し、良好な採光・通風を生かしたい、部屋の大きさは良いなどの意見が寄せられた。
 安謝団地では、シルバーハウジングを分散配置することで、近隣住戸による生活支援を行いやすくするべきという、地域介護として前向きな意見もあった。
 しかしながら両団地ともに石嶺団地の規模や敷地条件とは違いすぎ、どれくらい参考になったか疑問を感じる。

2004-10-24

名嘉睦稔の世界観。

パンフレットとサイン。 鬼の弁当箱。
ヤワタ畑の歌。 深遠響空。

 沖縄、浦添市美術館にて開催されていた「名嘉睦稔の世界展」、最終日に出向いてみみたら、当人のサイン会もやっていたので,サインもGET。気に入った作品とともに掲載。
 この名嘉睦稔という人、沖縄県出身+在住の木版画家。芸術的+大衆的という意味で、こと沖縄を表現することにかけて右に出る人はいないと思う。表現されている風景+情景+色彩+素材・・そして動きまで沖縄らしいという言葉に違和感を感じさせない。理屈ではありません、感覚的に好きな画です。
 この人の画、沖縄にいるといろんな場所で目にします。切手や絵はがき、ポスターの背景など。とても身近な存在。そのためか,美術館には親子連れからお年寄りまで,大盛況。ワイワイと楽しい雰囲気の中、気に入った画を眺めるというのもまた沖縄的で素敵だな、とふと思いました。

 アツイ男、名嘉睦稔。握手は目を見て『ムギュ!』

2004-10-22

■no.3 Workshop

■no.3 Workshop 『建替えプランを考えよう1ー土地利用1』

 最初に、これまでの意見のまとめを資料として提出し、県内+県外の団地事例を簡単に紹介する。その後、グループごとに、KJ法による団地イメージに関する意見の抽出をした上で、現況模型と住棟ブロック模型、白図、マジックなどを利用しながらゾーニングを行い、案を作成するというもの。
 事前にグループリーダーへの進行や手法に関する細かいブリーフィングが行われなかったため、不手際が生じ、住民も戸惑いを隠せないようだった。また、私のグループの他、いくつかが参加者不足で合併され、いろいろなことを考えさせられるワークショップとなってしまった。
 主な内容↓↓↓


◎課題や魅力、提案

 団地外周に散歩道を設置する
      +団地の中心に大きな広場をつくる+せせらぎ
 住棟形態をコ字型にし、住民が顔を合わせやすいようにする
 高層化することで緑地を確保する
      +民活用地で団地が分割されないようにする。

2004-10-21

ダヴィンチ・コード




 本屋に行けば大抵置いてある話題の本~ダ・ヴィンチ・コード~、読んでみました。イエスやキリスト教に関する多量の資料をもとに、客観性を持たせた自論を併せたミステリーモノといったところです。
 私、クリスチャンではありません。イエスとキリストの違いも良く分かりません。そのため、イエスやキリスト教の背景について解らないところがあったものの、本の中に見られるウンチクは嫌味なところを感じさせず、物語の中で絶妙な味わいを醸し出しています。京極夏彦の京極堂シリーズに見られる、物語と一体となった妖怪などのウンチクを感じさせます。終わり方に単調なところを感じさせつつも、含みを残した言葉たちは奇妙な余韻を与えてくれます。一読の価値はあるでしょう。
 或る人の持つ感覚は、或る人の存在と同義である或る人のもつ背景にも支えられている。クリスチャンの方々はどのようにこの物語を受け止めるのだろうか?・・ちょっとクリスチャンの方々が羨ましくも思いますね。

 ちなみに、イエス=ナザレのイエス=名前、キリスト=救世主なのだそう。

2004-10-15

沖縄を観光。

似、蒼の洞窟。 国頭村の宿。
部屋の中1 部屋の中2


 沖縄、恩納村にて、名古屋より訪れた先輩夫婦+その友達2人と一緒に,シュノーケリングを行いました。初めてのウェットスーツ+フィンを装着,真栄田岬にある洞窟に入り込み、上左の写真をゲット。洞窟入口+上部から差し込む光によって暗がりの洞窟内は照らされ,浮かび上がる海の蒼は初めての色に思われる。なんとも神秘的な体験でした。
 その後、友達2人とは別れ,北上。先輩によってもたらされた情報による国頭村の~民宿・海山木~へ。こんなところに宿があったのかと驚きつつも晩飯時に到着。典型的かつ情熱的な沖縄オッチャンの経営するその宿は、囲炉裏を囲んだ食堂と南国的な部屋で、沖縄を楽しめる場所。名古屋の先輩夫婦+京都からの一行+北海道からの家族と一緒に語り,喰らい、飲みました。私は久々の運動とアルコールに酔って先に床に入ったのだが、有志一行は星をながめつつ、夜中まで楽しんだ模様。
 この2日間,生活の場=沖縄本島を、観光気分で楽しみました。

2004-10-09

■no.1 Meeting

■no.1 Meeting 『首里・龍潭通りの景観とまちづくり』

様子

 主な目的はNPOすまいとまちづくり研究会の認知。内容はゆたかはじめ氏の講演と地域住民や通り沿いにある芸大の教授を交えたパネルディスカッション。ゆたかはじめ氏は、歩いて楽しいまちづくりを進めるために、龍潭通りの歩行者専用道路化と路面電車の有効性について論じた。また、パネルディスカッションでは、現在ある景観形成基準と人が歩けるまちづくりついて議論が交わされた。
 出席者は60名弱。予想以上の盛況かと思いきや,道路整備や建替えに関する行政の説明会と勘違いした人もいたとのこと。
 NPOすまいとまちづくり研究会がどのようなことを考え,どのように進んで行くかといったことは公に語られることなく閉幕。少し焦点がぼやけてしまった感じも指摘された。


◎主な内容

  歩行者道路、路面電車、景観形成基準の課題,通りの活性化など

2004-10-08

龍潭通りのまちづくり~コンセプト~


Concept!!

 龍潭通りの道路整備が始まり沿線建物の建替えが始まったが、景観形成基準だけでは良好なまちなみができるとは思えないという危機感、そして、モノレール首里駅から首里城までの歩行者の増加、まちづくりに対する地域の意識向上、に対して何ができるかを考えるために始められた。
 その中で、地域住民が気軽に参加できるように、沖縄県建築士会首里支部がNPO団体を立上げ、定期的な公開勉強会を開始し参加者を集めている。まだ、どのような可能性があるかは未知数であるが、継続的な活動の展開によって、何かが変わることを期待する。



Process!!

 地域の課題や参加者の興味を惹く内容を検討するため、テーマを持たせた公演やフィールドワークやワークショップによる公開勉強会を開催。その上で、テーマを絞り込み、地域と一緒に提案などを行う。



 ■主な参加者
  周辺自治会を中心とした周辺住民、興味を持った沖縄県民
  沖縄県建築士会首里支部、NPO住まいとまちづくり研究会
  沖縄ポリテクカレッジなどの学生、那覇市役所の担当職員

2004-10-07

■no.2 Workshop

■no.2 Workshop 『団地の特徴を確認しよう』

様子

 現在の団地にある魅力や課題を整理しようというもの。前回と似た内容+KJ法のため、重複した意見が多くあったが、ある程度は新しい意見をえることができた。
 参加人数が半数程度しかなく、その理由は、地域団体+組織の役職の人が多いため、日頃から忙しいということ。ワークショップを行う上で、主催者側が魅力ある運営を行わなければならないということを痛感した。
 主な内容↓↓↓

◎課題や魅力、提案
 住戸内の計画に関する課題
    (広さ、間取、採光、設備、バリアフリー)
 2世帯や3世帯でも住まえる計画の必要性+既存樹木の保護
 雨水+地下水(あれば)の利用
     +死角をつくらない配置や意匠計画

2004-10-01

中日リーグ優勝!!

リーグ優勝ダー!

 中日リーグ優勝です。素晴らしいですね。感無量です。
 私、熱狂的な中日ファンではありません。なぜ中日ファンかといえば愛知に生まれた宿命。ほぼすり込み。5年前のリーグ優勝は、愛知にて友人数名と焼き鳥屋で試合観戦→祝賀会。知らないおっさんと肩を組み喜んだものです。今年は沖縄。一人寂しく喜びをかみしめながら飲酒。野球中継もなし。プロ野球ニュース、胴上げされる落合監督を見て感激しました。地元にスポーツチームがあることの喜びもかみしめました。
 さて、次は日本一が待っているのです。楽しみ。

2004-09-24

■no.1 Workshop

■no.1 Workshop 『建て替えに向けての夢を語りましょう』

様子

 最初のワークショップということで、参加者がワークショップの雰囲気になれてもらうと共に、建て替えられる石嶺団地の将来像に関する夢や希望を語ってもらう。KJ法を採用。積極的に行われる意見交換から、石嶺団地と周辺地域にまとまりがあることが、窺うことができた。
 参加者9名のグループを担当した私は活発な意見をまとめるのに四苦八苦。うれしい悲鳴を上げつつ楽しく終えた。
 主な内容↓↓↓


◎課題や魅力、提案

 住戸内の間取りの改善
   +団地だけでなく地域も利用できる公園や広場
 地域社会に貢献できる団地づくり
   +死角のない住棟配置+緑化(畑)
 住民が顔を合わせやすい住戸計画
   +福祉のまちづくり+散歩道

2004-09-23

石嶺団地再生計画~コンセプト~


Concept!!

 石嶺団地の建て替えにあたり、施設計画に関する基本構想を平成16年度にまとめることを目的とする。行政からの委託業務を発注された県内設計事務所に協力する形で、建築士会首里支部も参加。首里支部が主催者ではないこともあって、私は基本的には当日のグループリーダー人員としての参加で、内容に関しては少し口を出す程度。
 与条件として、那覇市の財政的な問題により、団地敷地の一部を民間に売却する民活用地を検討しなければならない。その他はシルバーハウジング、現団地にある1152戸やその他施設機能は維持など。
 那覇市の担当課の職員にあまりやる気が見られないのが、不安要素。


Process!!

 基本的にKJ法を採用したワークショップ形式で進められる。ワークショップの内容に合わせて、現況模型、提案や意見を元に検討した施設配置計画とその模型、その他団地の写真などの議論の素材はそのつど提供する。




■主な参加者

 周辺自治会を中心とした周辺住民+団地住民
(固定メンバー55名)
 受注設計事務所、下請け都市コンサル2社、那覇市役所工事課
 沖縄県建築士会首里支部

2004-09-04

百年の家!?大家。

入り口。 屋根。
水。 でかシーサー。


 沖縄、名護にいつの間にやらOPENしていたそば屋~大家~を訪問。沖縄北部地域にあった古民家を1棟再生+2棟移築して作り上げたそば屋。名護の谷間に突如現れるそば屋で,決して分かりやすい場所ではないが、大層混雑しておりました。
 3棟の民家の並びは多少不自然さを感じるが,主棟の北面は開放され、泉や滝などが配されていて、涼を得ながらそばを楽しむことができる。そばの味は主観的には中の上。沖縄の気候と住まいへの憧憬を加味したら上の上といったところ。観光客をメインにCM展開しているようで,そば単体ではなくセット価格のため、地元の人には少し割高感を感じられるかもしれない。そうはいっても私的にはお勧め。なかなか素敵な時間を過ごしストレス発散。

2004-08-21

■no.4 Workshop

■no.4 Workshop ~虎瀬公園カラーづくり!!

カード
 これまでのワークショップの意見の中で頻繁に語られた10個のキーワードをもとに、上にあるようなカードを作り、各グループごとに5個の選択、さらに2個にしぼり込みながらグループごとのコンセプトを提案。各グループのコンセプトと選択した2個のキーワードを皆の前で発表した後に、最終的なキーワードを決定。
 複雑な方法だったが、グループリーダーとの十分な打ち合わせによって、なんとかスムーズに行うことができた。最終キーワード↓↓↓


◎最終的に選択されたキーワード
 『ながめ』+『散歩道』+『歴史資産』+『広場』
 これらを主軸とした公園づくりという方向性に決定。

2004-08-09

嗤う2。

伊右衛門と岩。

 04/02/16 の日記でも触れた、嗤う伊右衛門(映画)のレンタルがとうとう始まりました。ので、早速拝見。すげぇ。
 まず、映像がすごい。生々しい。映像から色々な人の匂いが薫ってきそう。汗や体臭。白黒の時代、黒澤映画にあった艶かしさを感じさせる。そして役者がすごい。ベタなようで確実に感情を伝えてくる演技。人の在り方を仕草で表現している。そして、その人と人の距離感も絶妙。この映画に関わった人たちは人間を良く知っていると思う。映画を見終わったとき、何か私の体から抜けたような気がした。きっと映画の中にある世界を、2時間だけ生きているかのように、生き生きと感覚したのだろう。ま、日本人だからこそ感じるものかもね。
 原作を読んでいないと少々分かりづらいところもあるかもしれない。が、とても興味深い映画なので、興味を持った人はぜひどうぞ。

2004-07-31

名護の花火。

花火1。 花火2。
エイサー。 オリオンビール。


 沖縄、名護で開催された名護夏祭りに行ってきました。花火とイベント、雰囲気を画像から楽しんでくださいマシ。
 ビール祭りの別名を持つこの祭り、名護に工場のあるオリオンビールが1杯200円で生ビールを振舞ってくれます。昔はもっと安かったとか。祭りで出会う人々の多くが、片手に、又は両手にビールで歩いています。大人から子供(未成年)まで。。。こんな雰囲気は沖縄独特?
 それはともかく、ビールを飲みながら、ジャパニーズジャンクフードを食べながら、間近で見る花火は小さいながらも華やかで楽しい一時でした。ちなみにイベントでエイサーもやっていて、夏だなぁ~と。沖縄の夏ですね。

2004-07-26

偽・ごほうび。

ジャケット。

 1級建築士学科試験が終わり,まがいなりにも勉強した自分に対してのご褒美として購入したBjorkのDVD。このDVD、デビューとなるDebutから最新のVespertineまでのクリップほぼ全部がおさめられたもの。全21曲です。
 私が高校生くらいかな?SugerCube解散→ソロデビューした頃からの大ファンで,とにかく最高のDVDです。何が最高って,曲やクリップだけではなく、若く夢多き時代の私自身の身体経験をREALに呼び戻せるということ。試験を終えて、怠惰になりつつある自分に対して喝を入れることにもなっちまいました。
 ま、それはさておき、本当に良いので,皆様にコピって配付したいくらい。ので、是非是非お試しあれ。気が向いたらレンタルしても良いですよ。

2004-07-09

関東ビール工場めぐり。

ビールをただで飲むところ。


 仕事の絡みで、ビール工場の見学の為、東京と神奈川に行ってきました。
 上はアサヒビール神奈川工場の見学路での写真。ちなみに見学の後でビールをただで飲めるところ。工場の人に案内を御願いしていたのでただ酒は頂けなかったが、20分制限飲み放題とのこと。
 この工場は安藤忠雄+日建設計の設計ということもあって、様々な配慮がしてあった。特に照明や換気、空調に関する省エネ化や工場廃棄物の100%リサイクル、エントランス付近の緑地や池といったビオトープなどを主軸とした環境共生がメインコンセプト。環境や建築に関する賞も取っているこの建物、細かい内容は調べてくださいマシ。

キリンビール横浜工場。 恵比寿ガーデンプレイス。


 前日に見に行ったのが、左のキリンビール横浜工場。ここは見学者として工場内の見学ツアーに参加したので、細かい話は聞けず。ただかなり照度を落とし、工場の仕上を一部取り入れた内装による見学通路は、工場としての臨場感をかもし出し悪くはない雰囲気だった。ここも省エネ化やリサイクル、ビオトープなど環境共生を採用。ここでは最後にビールを頂きました。出来立て。ウマイ!!ビックリ!!
 右は東京・恵比寿にある恵比寿ガーデンプレイス内の恵比寿麦酒記念館のエントランス。元恵比寿麦酒の工場の跡地、敷地がでかい。三越やら写真美術館、ホテルなどなどの再開発地。それほど魅力ある場所には思えなかったが、記念館内で200円でエビスビール・タンブラー1杯が飲めるのは魅力的。
 ちなみに大抵のビール工場は見学料無料。ビールは2杯くらいはただ飲みできます。近くに工場のある人は行ってみると良いかも。要予約なのでご注意を。

2004-06-13

龍潭通り散策。

花ブロックと看板。 シーサー1。
シーサー2。 床屋看板。

 沖縄、首里城へとつながる最も主要な道路である龍潭通りを散策。上の写真はその途中で撮影したモノ。
 この道路、これから拡幅されるため、行政による補償業務が進行中。用地買収も進み、建替えられた建物がちらほら見られるようになった。その建替えに際 し、那覇市は景観誘導を進めている。建築士会でその基準づくりに協力したのはかれこれ3年前。最も焦点となったのは「首里らしさ」だった。赤瓦・漆喰・琉 球石灰岩・・・どちらかといえば沖縄らしさと言える。詳細はまちづくりのページにて参照あれ。
 そこで疑問が生じる・・・首里らしさとは一体なんだ?振り返るだけではない「らしさ」があってもいいのでは?と改めて想いながら歩いてみると、以前歩い た時にはなかった、気づかなかった面白いものを発見。龍潭の名そのまんまの企業看板、デフォルメされた置物の漆喰シーサー、パクパクと口を動かし続ける床 屋の看板シーサー・・・。
 まちなみ形成において、その解釈の1つに類似記号の集合がある。沖縄らしさというキャンバスは景観形成基準によって与えられている。首里らしさというのはこのキャンバスに記号をちりばめ描きあげる作業に起因するのかもしれないと思える散策だった。
 まちは其処に在る。まちを感覚し知覚しよう。そこで浮かび上がる「らしさ」があるかもしれない。

付録の長崎観光。

ターミナルその1。 ターミナルその2。

 建築士会九州ブロック「建築士の集い」長崎大会の次の日。
 沖縄からの参加者20名程度にて,佐世保+平戸を観光。いろいろと案内されながらの観光コースの中で,佐世保市にある「新みなとターミナル」(北河原温)を見学。例によって詳細な写真は建築雑誌にて参照あれ。外観は3~4種の幅比による面の構成、またはその面の表面に表現された線によって建築の構造の中性化+重量の中性化が行われているよう。内部の鉄柱も斜材として配され,構造の可視化を拒んでいるようだった。海沿いということもあってか照明器具などが錆付き始めていて,未来の恐い建物のように思えた。コンペによるこの建物,内部の一角に優秀案以上の7点ほどが展示されていて,その内容が最も興味深かった。

教会その1。 教会その2。

 さて、上は佐世保と平戸で見学した教会。佐世保(左)の教会は当日ミサかなにかで使用中。生活の中にキリスト教を感じることができた。江戸の鎖国を乗り切り、現在まで続けられてきた信仰を想うと崇高な建物のように感じられる。想いが詰まったこの教会は妙にRealで空間から鼓動が聞こえそうなほど。日本人の私が,日本の教会に足を入れた、その歴史を感じた瞬間?西洋の教会では味わえない空間性というものかな?とにかく奇妙な経験でした。