2004-06-13

龍潭通り散策。

花ブロックと看板。 シーサー1。
シーサー2。 床屋看板。

 沖縄、首里城へとつながる最も主要な道路である龍潭通りを散策。上の写真はその途中で撮影したモノ。
 この道路、これから拡幅されるため、行政による補償業務が進行中。用地買収も進み、建替えられた建物がちらほら見られるようになった。その建替えに際 し、那覇市は景観誘導を進めている。建築士会でその基準づくりに協力したのはかれこれ3年前。最も焦点となったのは「首里らしさ」だった。赤瓦・漆喰・琉 球石灰岩・・・どちらかといえば沖縄らしさと言える。詳細はまちづくりのページにて参照あれ。
 そこで疑問が生じる・・・首里らしさとは一体なんだ?振り返るだけではない「らしさ」があってもいいのでは?と改めて想いながら歩いてみると、以前歩い た時にはなかった、気づかなかった面白いものを発見。龍潭の名そのまんまの企業看板、デフォルメされた置物の漆喰シーサー、パクパクと口を動かし続ける床 屋の看板シーサー・・・。
 まちなみ形成において、その解釈の1つに類似記号の集合がある。沖縄らしさというキャンバスは景観形成基準によって与えられている。首里らしさというのはこのキャンバスに記号をちりばめ描きあげる作業に起因するのかもしれないと思える散策だった。
 まちは其処に在る。まちを感覚し知覚しよう。そこで浮かび上がる「らしさ」があるかもしれない。

付録の長崎観光。

ターミナルその1。 ターミナルその2。

 建築士会九州ブロック「建築士の集い」長崎大会の次の日。
 沖縄からの参加者20名程度にて,佐世保+平戸を観光。いろいろと案内されながらの観光コースの中で,佐世保市にある「新みなとターミナル」(北河原温)を見学。例によって詳細な写真は建築雑誌にて参照あれ。外観は3~4種の幅比による面の構成、またはその面の表面に表現された線によって建築の構造の中性化+重量の中性化が行われているよう。内部の鉄柱も斜材として配され,構造の可視化を拒んでいるようだった。海沿いということもあってか照明器具などが錆付き始めていて,未来の恐い建物のように思えた。コンペによるこの建物,内部の一角に優秀案以上の7点ほどが展示されていて,その内容が最も興味深かった。

教会その1。 教会その2。

 さて、上は佐世保と平戸で見学した教会。佐世保(左)の教会は当日ミサかなにかで使用中。生活の中にキリスト教を感じることができた。江戸の鎖国を乗り切り、現在まで続けられてきた信仰を想うと崇高な建物のように感じられる。想いが詰まったこの教会は妙にRealで空間から鼓動が聞こえそうなほど。日本人の私が,日本の教会に足を入れた、その歴史を感じた瞬間?西洋の教会では味わえない空間性というものかな?とにかく奇妙な経験でした。

2004-06-12

建築士の集い’04。

おじさんと私。
 建築士会九州ブロック「建築士の集い」長崎大会にて、愛知出身の私が沖縄代表でまちづくりの活動報告をしてきました。実はこれで2回目(前回3年前)。ちなみにこの集いは全国大会へ向けての九州予選も兼ねている。私の主な発表内容はDialy 5でも紹介している「久場川市営住宅再生計画」を中心に首里北地域のまちづくりについて。500席もあるホールでの発表で、柄にもなく相当緊張してしまった。
 7分の発表と、別会場に与えられたブースでのプレゼンテーション。写真はそのプレゼンテーション会場での様子。おじ様やおじい様には大変興味を持ってもらったよう。発表とプレゼンの結果、4位。子供と一緒に夢のある活動を行った宮崎県が1位で選出され、全国大会の発表へと駒を進めた。九州ブロックの会長が投票に遅れ、無効票が発生しなければ2位だったかも・・・。とはいっても1位と2位の差は40票ぐらいあったんだけどね(総票数150位)。

おじさんと私2。
 ハード性が強く夢のある話ではなかったからかな?プレゼンテーションがいまいちだったかな?と反省はあるものの、いい経験でした。ま、そんなことは関係なく活動を楽しんでいくことは言うまでもないんだけどね。

2004-06-05

■no.3 Workshop

■no.3 Workshop ~いろんな公園の見学会!!

様子

 未来の虎瀬公園のイメージをふくらますための、伊祖公園(浦添)→森川公園(宜野湾)→上原高台公園(西原)のコースによる見学会。6~7名によるグループごとに歩き回ることで、公園を体感。
 すばらしい眺望、地形を利用した公園の計画、歴史性のある公園(伊祖・森川)、遊具の充実した公園(上原)、多目的に利用できそうな広場、を主なキーワードに県内公園から厳選した3公園なので、住民の皆さんの良い参考になったよう。主な意見↓↓↓


◎主な感想
 □伊祖公園  ~自然が豊か+散歩道が魅力的
          +街灯が少ない+階段が多い
 □森川公園  ~芝生広場が魅力的+見通しが悪い
          +利用しやすいゾーン計画
 □上原高台公園~充実した遊具+見通しが良い
          +緑と影が少ない

2004-05-03

西表の夜。

闇夜の月。
 GWの話。
 忙しいような忙しくないような複雑な日常から逃避し,南国西表島のリゾートにてうつつを抜かして参りました。西表島は今まで訪れた島の中では、最も海が美しく、かつ自然に溢れんばかり。自然溢れるその写真は、市販の西表島写真集ででも堪能すべし。
  掲載したのは全て夜景。この画像、夜間に照明のない状態で楽しむのがベスト。昼間だと何が何やら・・。タイミング良く訪れた満月が上の写真、ちなみにその隣のほくろみたいなのは星。ハッキリ言って西表島らしさは全くなし。

闇夜とヒルギ。

闇夜と船。
 月明かりのもと、浮かび上がる風景は色を失い,夢現のよう。5月ということもあって昼間のうだるような暑さまで消えて,この心地をさらに煽る。夜は人の心を解放すると云う。昼間に感覚+知覚されたモノから幾らか解き放たれたとき、私は自由を感じ、夢現の中へと歩みを進めた気になるのだろうか?
 世は無常なり。様々な変化が現前する。その一瞬を常に楽しめたならどんなに良いだろうか。

月の光と葉。
それにしても、カヌーのインストラクター、水牛使い・・皆関西人。
ナンデヤネン!

2004-04-25

アニメの話。

INNOCENCE。
APPLESEED。
 最近話題のアニメを鑑賞。原作者は一緒で監督は各々別。原作者が同じだからといっても別々のアプローチによるアニメでした。
 上はちょっとマニアックな映画を楽しめる人であればアニメが苦手な人にも、下はアニメが楽しめる人や娯楽映画の好きな人におすすめできる。その違いは映画の表現方法・CONCEPT。
 上は見る人に挑戦している。その主題や内容は1回観るだけでは理解しきれない,させない。だから無駄がない,すべての表現が主題につながっている。下はそこまで徹底してない。Entertainmentとしての無駄が入り込む余地を残している。だからこそアニメらしさが入り込む。
 両方とも背景や人物に3Dが多用されているが,人物だけは実写のようにではなく,アニメとして表現されている。実写のような背景+アニメとしての人物には賛否両論のようだが,アニメという非現実に現実らしさを追求しなくてもという気がする。
 それにしても、両作を支える原作者がすごい。映画化にあたって内容は更新されているが,別に最近売れた漫画ではないのに内容が色褪せてない。人そのものの在り方、人と他者の関係の在り方,人と社会の関係の在り方,は普遍な主題であって,そこに或るならば色褪せないということだろうか。言うのは簡単。漫画としてのEntertainmentにそれら主題を手法として取り入れているあなたは偉いのです。
 ま、コムズカシク考えず、暇をみつけたらふらっと観にいっても後悔はないでしょう。ちなみに、お客が少ないのでリラックスして観れます(in Okinawa)。

あなた、アニメ好きですか?私,アニメ好きですよ。

2004-04-07

サルとパソコン。

サルとパソコン。
 とてつもなく地域に根ざした日常と世界をつないでいる我が家のPC。そして、我が家のマスコットの猿。
 かつて「ネットは広大だ」と世界に渡ったアニメがあった。今となっては広大なネットが日常。非現実、仮想、バーチャルだといってワイワイやってたネットが既にリアルなものとなりつつある。
 そのアニメ,続編では「記憶の外部化」といって再登場。荒川修作は身体行為を理論的に展開した住宅を完成させた。さあ、どう考えよう。仮説と理屈は用意した。検証しよう。・・・異論・反論・Objection・・・色々あるでしょう。 考える素材は其処此処にゴロゴロしている。世界は興味深い。

2004-04-03

■no.2 Workshop

■no.2 Workshop ~虎瀬公園を考えよう!!

様子
 主な目的は、前回の魅力や課題をふまえ,どういった公園が考えられるかを、公園の地図に直接書き込みながら話し合うことで,公園の大きさや地形,周辺の様子などの条件や課題を整理し、皆で共有すること。
 あんまりしっかりとしたテーマを設定しないでざっくばらんに話し合ったので、概念的なことから実用的なことまでいろんな意見が勃発。段取り不足の進行で、良くも悪くもあったが参加者全員がしっかりとしたコミュニケーションをはかることが出来たのが救い。主な意見↓↓↓

◎これからの公園の在り方。
 広場を中心とした配置+
     大きな広場or様々な大きさの広場+首里の樹木
 公園を散策できる散歩道+駐車場要るor要らない
 機能によってゾーンを分ける+などなど

2004-02-16

嗤う。

嗤う伊右衛門。
 最近、読んだ本の紹介。怪談なので、画像も暗くしてみました。
 -「嗤う伊右衛門」-最近発刊されたものではなく、現在同名で映画化された原作である。話の元は云わずと知れた「四谷怪談」。伊右衛門と岩の恋物語。作者京極夏彦の小説はいくつか読んでいるが、私にとってはこれが一番興味深い。元の怪談では岩の惨い境遇や恨みの節が強かったとおぼろげに覚えているが、これは少し違う。セツナイ、カナシイ、コワイ。そして、イトオシイ、のである。
 視点を変えると、意味を変えると、こういった解釈ができるのかと圧倒された。一つの見方で一つのものを理解した気になるより、一つのもので様々なことを考えて見るほうがきっと良いに決まっているし、面白い。

2004-02-13

団地の模型をつくる。

前。

後。
 沖縄県那覇市首里久場川町にある団地、久場川団地の建替え計画に関する模型写真(上:現在の団地、下:新団地案、の配置)。平成16年度より基本設計が始まるが、平成15年度における基本構想作成に沖縄県建築士会首里支部も参加し、住民参加のWS(ワークショッフ゜)を行っている。WSにて中層の住棟+地形を生かした流動的な外構という案がまとまり、住民に対してPlanを具現化するための模型を制作。WSにて大まかな合意を得られた(04/02/12)。
 実は高層住棟案にするか中層住棟案にするかで、一悶着あった。WSの結果による意見の収斂では中低層住棟案であったが、財政などの諸問題からと、行政より高層にしたいという意見が勃発。。首里城を中心とした景観誘導を行っている行政の矛盾を垣間見ることができ、また、中層に落ち着く為の必然の議論を行うことができた。結局は中層案で落ち着き、模型製作に至った訳である。
 WSによる団地建替えという態度は評価できるが、まだWSを軽視しているあたりがいただけない。ま、過渡期ということだろう。

それっぽく。
作成: 新垣・山城・棚原・岡田

2日で作成。精度がいまいち。でも写真で見るときれい・・かも?

2004-01-31

■no.1 Workshop

■no.1 Workshop ~虎瀬公園ウォッチング!

様子

 現在の公園の状況と拡張後の公園の大きさを体感する為に参加者全員で公園を散策。その後、公園にある管理事務所兼赤平自治会公民館にて、付箋紙を使ったKJ法にて特徴や課題の整理を行った。主な意見↓↓↓


◎公園予定地と現在の公園の魅力・特徴
  360°の眺め+虎頭山の地形
    +仏之御嶽といった歴史資産+豊富な樹木
◎整備に当たっての課題や提案
  魅力を生かした整備+利用しやすく遊びやすく
        +安全性+地域に生き続ける公園

2004-01-30

虎瀬公園づくり~コンセプト~


Concept!!

 虎瀬公園は近い将来に現在の大きさの約2倍まで拡張することが都市計画決定されている。しかしながら、行政主導の計画を行うと住民の望む公園と相容れないものとなったり、管理面においても地域が行政に依存することが考えられる。
 そこで、計画にあたって、地域住民の意見を盛り込むことで、公園に対する愛着や公園管理への積極性を育むことを目的とする。公園整備後も何らかの形で地域住民が公園を利用するように促すことで、地域の公園として機能し、現在のような人気のない状態を回避することができるのではないだろうか。


Process!!

 より多くの意見を地域住民から引き出すために、フィールドワーク+ワークショップ形式の場を設定する。その手法はそのつどに合わせたものを選択し、参加者がある程度の満足感を得ることができるよう検討する。具体的には下記のような経過となった。



 ■主な参加者
  周辺自治会を中心とした周辺住民、沖縄県建築士会首里支部
  沖縄ポリテクカレッジ学生、那覇市役所花とみどり課

2004-01-04

やっとの帰郷。

静岡詣で。 名古屋cafe。

 久々の帰郷。
 左は静岡の神社での初詣の風景。こうした写真を眺めるだけで音や匂いまでしてくる。こうした感覚はもはや日本人としてのスリコミに近いものだろう。
 右は名古屋にあるCafeの席。茶光するテーブル、紅色のソファー、真鍮色の手摺り、ガラスの向うにあるまちの明かり・・・。何かの映画のワンシーンのような・・・。私の思い浮かべる映画は「私立探偵 濱マイク」。あなたは?

 この後、帰沖。忙しい年末でした。

2003-12-28

東京散策。

東京ミレナリオ。
 年末の東京で開催されていたイベントのひとつである東京ミレナリオ。
 昼間歩いている時には、まちの中に白く無機質で連続しているだけの型板が、上の写真のように、夜になると魅惑的な光景をまちに、人々に与えてくれる。連続した建築のような形を与えられた光を眺めながら歩いていると、この光の連続こそがRealに感じられ、背後にある確かにある建築のまちなみが知覚の彼方へとおいやられるかのような錯覚に陥る。まるで白昼夢・・・夜中夢?ともかく、美しくて味わい深い光。楽しい一時であった。

夜の東京駅。

 続いてはLight upされた東京駅。ミレナリオの開催されたまちの最寄り駅。ミレナリオをみた後には、そのクラシカルな形態を照らされた東京駅までもが、重さを奪われ、奥行きを奪われ、まるで贋物のように感じられるのもまた楽しい。

イベント・・東京・・人人人人・・・それが一番Real。

2003-12-27

東京建築、4つ。

Dior+VUITTON+PRADA+HERMES
 久々の東京にて近年OPENしたShopを見学
 外観しか掲載していないが、もちろん内部も見学。詳しい写真が見たい人は建築雑誌などを参照すべし。
 さて、この4つの建物、上2つが日本人、下2つは外国人による設計である。4つともがガラスのテクスチャーを取り入れ、夜ともなれば建築からあふれ出る光によって、まちの中でおぼろげな印象を醸し出している。しかし、下の二つは偏光ガラスをファサードに全面的に用いることで単体のライトボックスを強調しているのに対して、上の二つは積み木のように積み上げられたスクリーンによって分節され、覆われた光の幕を強調している。日本人の深層心理には今もなお障子の文化が根付いているように感じてならない。
 次は内部。4つともに各Brandの特色を内包しつつ興味深い空間構成をとっていることは言うまでもないが、体感して、特に惹かれたのが、 VUITTONとPRADA。様々な視点から更新される空間性、すべての空間が連続していることを予感させる奥行き、三次元に空間を楽しめる。こうした経験はなかなか味わえないので、機会のある人はぜひ楽しんでほしい。

何も買わずに出てきたことは言うまでもない・・