2008-04-13

メモ

日本の歴史 一 列島創世記(小学館発行)


<約60万年前、石器時代(後期アシューレアン期)>

美の感覚や刃からくる感興など、様々な観念をヒトの心に呼び起こす、形や質感の「凝り」による意味を含ませた道具(出土打製石器:握り斧)と考えられる。

○左右対称
→実用上の機能を超えた左右対称。

○光沢による知的特性
→表面全体を細かく調整剥離した独特の光沢

○刃の鋭さ、危なさによる特定の感興、連想
→斧の全周に作られた、握るときに危ない鋭い刃


建築において、Symmetryの計画、Textureの光沢、Glassの脆さ、といったものに魅かれることの根源にある感覚は、原始に獲得されたa prioriなものなのかもしれない。

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