2006-02-13

スタイルということ。

頭の整理のために。


 私は、あなたは、スタイルを持って生きている。自分自身を他者に表現する仕方を持っている。

 たとえば、家や職場などで身近な人が移動するときの足音を聞いたとき、誰が歩いているのかを、その音だけで知ることができる。しかし、その音の主は、自分を表現するために足音を意識しながら歩いているわけではない。

 私は私を表現する仕方を持ち合わせ、他者はそれによって私を知覚する。しかし、そうした仕方は私にとって意識的なものではない。私は、楽しさを表現するために笑うのではなく、楽しいから笑う。私らしく笑おうと考えながら笑うのではなく、楽しいから笑う。

 肉体的、精神的な成長を遂げるのと同時に、私のスタイルも変化し続ける。体の成長に合わせ、歩き方は変化する。他者への憧憬や愛情によって、他者のスタ イルを意識し、模倣する。私は他者には決してなり得ないのだから、取捨選択しながら模倣する。模倣の経過とともに、私のスタイルは変化する。

 私を表現する仕方(スタイル)は、世界に在る私の存在の仕方である。私は周囲の状況とともに生きている。世界の、状況の変化とともに、私のスタイルは変 化する。変化させられる。もし、私自身のある一定のスタイルを意識し続けるのならば、私は私に固執し、私を模倣する。自己模倣する。

 スタイルはすでに私とともに在る。確立するものではなく、既に其処に在る。私で在るならば、私のスタイルは其処に在るのだ。

・・・・再考。

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