振返る、前を見る、歩く。
人と人は交錯する。出会うならば別れる。
面と向かって、文字や映像などを介して、出会ったならば別れるまで記憶や経験は更新される。
別れてしまったのならば、その記憶や経験を基にその人の姿をたぐり寄せる、想いを寄せる。
近年、家族の新たな出会いが、姪が三人、娘が一人。
今年、出会う予定が、娘がもう一人、姪or甥がもう一人。
昨年、家族の別れ。父が、祖父母が永眠。
出会いの喜びを上回る悲しみ、喪失感。
阿弥陀様に帰依する訳ではないけれど、陀毘に伏されることで断ち切られる、肉体への未練。経を読みながら寄せる、私の内にある記憶と経験。
薄れる悲しみ、込み上げる思い出。そして改めて感じる家族への感謝。
諸行無常。
過去を還りみつつ、未来に想いをはせつつも、今のこの一瞬を噛み占められるならば、とても素敵な事だと思う今日この頃。
0 コメント:
コメントを投稿