2007-02-15

暗いところで待ち合わせ~小説

“暗いところで待ち合わせ (文庫)”

乙一 (著)

駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチル。奇妙な同棲生活が始まった―。
(amazon商品の説明より)



田中麗奈 、チェン・ボーリンの共演で映画化された原作の本。
映画に興味を持ち、観たいなと思っていた映画の原作。

何か軽い読み物は無いかなと家の本棚を漁っていたら発見。
かつて妻が購入したものだそう。意外な発見に軽く興奮。
で、早速読んでみるとその日で軽く読破。軽い読み物。

ある街の片隅で、微妙な均衡と偶然な交錯の中にいる登場人物。
とても小さな世界と少ない登場人物。シンプルな物語。
こんな偶然・・・
と気にかかりながらも、読み終わるとなんだか満足感。

世界を視たいのか見たくないのか。
主人公2人の、どちらが目が視えなくて、視えるのか。
読み進めながら軽く混同してしまう感じもステキ。

興味をそそられたのなら是非どうぞ。

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